さて本記事では、コロナ関連の給付金や協力金の受け取りにおすすめのネットバンクをご紹介しています。 ネットバンクの口座を開設する前に確認して欲しいことや、最低限開設したい口座数についても解説していますので是非参考にしてくださいね!
コロナ関連の給付金受け取りにはネットバンクがおすすめ
最近は「給付金バブル」という言葉が生まれるほど、国から事業主や個人に対しての給付金が色々ありますよね。 もちろん大半の人が足りていないと思いますが…(汗)
特に印象的なのは、持続化給付金や家賃支援給付金ですかね? あの時は私もTwitterで入金情報を頻繁にチェックしていましたが、当初はみずほ銀行に設定された方の入金が早かった印象です。
また、給付金の入金がまだかまだかと何度も残高を確認された方も多いのではないでしょうか? その際、何度も記帳しに行った方もいるのではないでしょうか?
ネットバンクさえあれば、わざわざ出向かなくても自宅で残高の確認が出来ますので、今後もネットバンクの開設は必須です。
ネットバンクの口座を作る前に確認して欲しいこと
ネットバンクの口座を作る前に、確認して欲しいことがいくつかあります。 以下、解説していきますね。
個人用口座と事業用口座で使い分ける
まずは、個人用の口座と事業用の口座で使い分けることを念頭に、複数の口座を開設するのがおすすめです。
特に確定申告をする際に、私用と事業用が混在すると「事業主貸」や「事業主借」の項目が増えて面倒なので、完全に個人用と事業用で分けた方が良いです。
例えば、ジャパンネット銀行(PayPay銀行)は事業用、楽天銀行は個人用的な感じですね。
日本政策金融公庫はネットバンクNGなので注意
個人事業主で日本政策金融公庫から融資を受ける際、入金される口座、及び返済する口座にネットバンクを設定することは出来ません。
通帳が発行できる金融機関の口座でしか設定が出来ないため、ジャパンネット銀行や楽天銀行などのネットバンク以外にも、実店舗のある金融機関の口座を開設する必要があります。
例えば、メガバンクの三菱UFJ銀行や三井住友銀行、あとは地域密着型の銀行の口座を発行し、返済用という形で開設するのもありですね。
デビットカード一体型のキャッシュカードがあるものを選ぶ
基本的にネットバンクの場合、デビットカード一体型のキャッシュカードを選択することが出来ますので、キャッシュカードのみのものではなく、デビットカードが使えるものを選ぶと便利です。
私の場合には、クレジットカードもありますが、事業用の経費にできるものはデビットカードで処理することが多いです。 そうすることで、会計ソフトに入力する際に若干の手間が省けますし、大量の領収書を管理する必要もなくなるのでおすすめです。
個人事業主におすすめのネットバンク口座
ではここからは、個人事業主におすすめのネットバンクの口座をご紹介して参ります。 あくまで私個人的にですが、最低限開設したい口座の数は以下4つになります。
口座の種類 | 用途 | 使い道など |
ネットバンク | 事業用 | 振込や売上金の入金口座など |
ネットバンク | 個人用 | 個人の買い物など |
実店舗の金融機関 | 事業用 | 日本政策金融公庫の返済にも使える |
実店舗の金融機関 | 個人用 | 学校の引き落としなどにも使える |
最低でも4口座を開設することで、うまい具合に管理することができておすすめです。 私の場合は、事業用のネットバンクにジャパンネット銀行(PayPay銀行)、個人用のネットバンクに楽天銀行、事業用と個人用の金融機関にそれぞれ別のメガバンクを利用しています。
ジャパンネット銀行(PayPay銀行)
ジャパンネット銀行は、誰もがご存知のあのネットバンクです。
2021年4月5日以降は「ジャパンネット銀行」から「PayPay銀行」に金融機関名が変更となりますが、特に何か変わるわけではありません。 3万円以上の入出金で手数料が無料となるため、ATM手数料を節約できる点も素晴らしいです。
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楽天銀行
楽天銀行は、あの楽天が運営する金融機関です。 3万円以上の入金は手数料無料ですが、3万円未満の入金、全ての出金時に手数料220円〜275円がかかるため、頻繁に入出金をする口座には向いていません。
ただし、楽天の会員ステージによって最大7回まで手数料が無料となるため、私はそれらを利用して個人用として活用しています。
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メガバンクなら「三菱UFJ銀行」か「三井住友銀行」
メガバンクなら「三菱UFJ銀行」か「三井住友銀行」のいずれかがおすすめです。 持続化給付金の時は「みずほ銀行」の入金が早いということもありましたが、システム障害もあったりで個人的にはおすすめしません…。
また、基本的にメガバンクならネットバンク同様にアプリやインターネット上で残高の確認や振込などの処理もできるため、ネットバンクを開設せずにメガバンクだけでも十分活用できます。
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地域密着型の地方銀行もあり
地域密着型の地方銀行の口座を開設するのもありです。 やはり身近に支店があるのが一番ですし、最近は地方銀行でもネットバンク同様にアプリやインターネット上で残高の確認や振込が出来ます。
また、私のように小中学校にお子さんがいる方は、学校の引き落としで地方銀行を指定されることもあるかと思いますので、最低限1口座は作っておいて損はないと思います。
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まとめ
いかがでしたか?最近は当たり前のようにネットバンクを開設する人が多いですが、それでもまだ開設されていない方も多いと思います。 特に、コロナ関連の給付金や協力金の入金口座には、自宅でも確認できるネットバンクがおすすめです。
また、今後新規で口座を開設する際、通帳の発行手数料として約1,000円かかるようですので、手数料が取られないネットバンクが尚おすすめです。
個人事業主ではなく法人口座については、別記事にてご紹介していますので以下リンクも併せてご覧ください。
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