月次支援金の入金目安はどれくらい?制度の詳細や管理人の入金状況などを解説

月次支援金の入金目安はどれくらい?制度の詳細や管理人の入金状況などを解説

さて本記事では、新型コロナウイルスの事業者救済措置「月次支援金」についてまとめています。 制度の詳細や入金目安、実際に私自身が申請してから入金されるまでの期間なども併せて解説していますので、是非参考にしてくださいね!

追記
2021年10月1日(金)、経産省より正式に10月分まで延長されることが発表されました。申請は11月1日(月)から。 ▶︎経産省のニュースリリースはこちら
月次支援金をスムーズに「お振込み手続き中」にする方法を解説【管理人経験談も】 月次支援金をスムーズに「お振込み手続き中」にする方法を解説【管理人経験談も】

月次支援金とは

月次支援金とは

月次支援金とは、緊急事態措置、及びまん延防止等重点措置の影響により売り上げが低下した中小法人、個人事業者のために新設された給付制度です。 中小法人は最大20万円個人事業主は最大10万円を限度とし、2019年または2020年の基準月の売上から、2021年の対象月の売上を差し引いた額が50%以上減少した場合のみ対象となります。

ものすごく分かりやすく例を挙げると、以下のようになります。

給付対象
2019年8月の売上:120万円
2021年8月の売上:50万円
120万円-50万円=70万円(58%減少) 売上が50%以上減少しているので対象です。
給付非対象
2019年8月の売上:120万円
2021年8月の売上:80万円
120万円-80万円=40万円(33%減少) 売上が50%以上減少になっていないので非対象です。

給付対象の条件

実際には、売上が50%以上減少しているだけでは、月次支援金の給付対象とはなりません。

  1. 緊急事態措置、又はまん延防止等重点措置に伴う、飲食店の休業・時短営業又は外出自粛等の影響を受けていること
  2. 緊急事態措置、又はまん延防止等重点措置が実施された月のうち、対象措置の影響を受けて月間売上が2019年または2020年の同じ月と比べて50%以上減少していること

上記両方を満たせば、業種、地域を問わず給付対象となり得ます。

月次支援金の特設サイトには、ご覧のように給付条件が記載されています。 つまり緊急事態宣言かまん防の影響を受けている、または外出自粛の影響を受けている、さらに売上が50%以上減少していれば対象になるということですね。

月次支援金の入金目安

本記事に訪れた方のほとんどの方が、『月次支援金を申請してから入金までの日数はどれくらいかかるのか?』を知りたいのではないでしょうか? Twitterを見ていると、かなりの方々が『申請内容確認中から変わらないんだが…(汗)』と嘆いています…。

実際に申請から入金までの日数はどれくらいかかっているのか、月次支援金の特設サイトに記載されているデータを以下引用します。

一時支援金・月次支援金の給付件数のうち、申請受付から2週間以内に給付した割合は約38%、4週間以内に給付した割合は約73%

  • 14日以内の給付:50万件(38%)
  • 15日〜28日以内の給付:約46万件(約35%)
  • 29日以降の給付:約36万件(約27%)

【9月6日時点】 月次支援金特設サイトより引用

まず、ツッコミどころ満載なのが、一時支援金と月次支援金を合算した数値であること14日以内の給付の件数に「約」が記載されていないこと、これら2点において個人的にかなり違和感を覚えました。 おそらくこのデータは、申請者に安心感を持たせるため、または経産省はこんなに早く対応しているということを事業者及び国民に伝えるためにすぎないと私は思います。

もっとズバッと言うと、おそらくこのデータは偽りだらけのガセデータだと思いますよ…。 中には、簡単申請(既に入金実績のある方が2回目以降申請した場合)で、2日程度で「お振り込み手続き中」に切り替わったという方も見かけますが、1ヶ月以上「申請内容確認中」から変わらないといった方もかなりいるように感じます。

本当、現政府って何やらせてもダメですね…(笑)

注意
あくまで私個人の見解です。

管理人の申請から入金までの状況

ちなみに、私自身も本業の方で月次支援金に申請していますが、未だ「申請内容確認中」から記載が変わっていません。 心の中では『え?14日以内の給付率38%って絶対うそやん』って思ってます(笑)

  • 8月20日:サポートセンターに対象か確認TEL
  • 8月23日:事前確認完了
  • 8月24日:6月分・7月分申請(基本申請)
  • 9月1日:8月分申請(基本申請)
  • 9月14日:「申請内容確認中」のまま変わらず
  • 9月16日午前:6月分・7月分の不備連絡、即修正(え?8月分の不備は?)
  • 9月16日午後:6月分の不備連絡、即修正(だ・か・ら!7月分と8月分の不備は?)
  • 9月17日午前:7月分が「お振込手続き中」に(なぜ?6月分よりも先に?)
  • 9月17日午後:8月分の不備連絡、即修正
  • 9月21日午前:6月分が「お振込手続き中」に
  • 9月21日午後:8月分が「お振込手続き中」に
  • 9月24日午前:7月分が入金
  • 9月27日午前:6月分・8月分が入金
  • 9月30日夕方:7月分が「お振込手続き完了」に
  • 10月1日午前:9月分申請(簡単申請)
  • 10月1日夕方:6月分・8月分が「お振込手続き完了」に
  • 10月4日午前:9月分が「お振込手続き中」に(1営業日)
  • 10月7日午前:9月分が入金
  • 10月13日夕方:9月分が「お振込手続き完了」に
約3週間経過した時点で不備の連絡が入りました。 まずは、6月分と7月分の口座情報の不備連絡、続いてe-Tax「メール詳細」の不備連絡が来たのですが、なぜまとめて不備連絡が来ないのか意味不明です(汗)

だって、6月〜8月分まで同じ書類をアップロードしてるのに1ヶ月分とか意味分からないですよね(笑) まぁサポートセンターの方も親切な方だったので気長に待ちますけど…。

追記
「お振込手続き中」にステータスが変わってから【3営業日】に入金されるという噂は本当でした。
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これから月次支援金を申請する方へ

これから月次支援金を申請する方へ、私から一言だけ言わせて頂きます。 おそらく申請から入金まで余裕で1ヶ月以上かかりますので、申請はお早めに!

また、あまり月次支援金を当てにしても良いことはありません。もし早急に資金を用意したい方は、別の方法を模索しましょう。 下手したら2ヶ月、3ヶ月とかかる可能性もありますし、なんなら入金されずに終わるといったことも考えられますので過度の期待は禁物です。 即日融資を受ける方法 即日事業資金を手配できる【即日融資】経営者に役立つ3つの資金調達法を解説 ファクタリングとは?中小企業が利用するメリットや利用時の注意点まとめ ファクタリングとは?中小企業が利用するメリットや利用時の注意点まとめ

まとめ

まとめになりますが、月次支援金は想像以上に入金までに時間がかかり、全くと言って良いほど事業者の救済措置になっていないのが現状です。 そもそも中小企業に最大20万円、個人事業主に最大10万円って…(汗) この程度の金額で何が出来ますか?

ちなみに、現与党の自民党は国会を開かず(大した仕事もせず)、国会議員は毎月100万円以上の歳費が支給され続けていることを忘れずに。 結局自分達はなんの生活水準も変わらないので、いつでも捻り潰せる小さな事業者のことなんて数十万円程度の存在でしかないんですよ…。

あまり批判的なことを言っても何も解決はしないので、もし少しでも変えたいと思う方は、是非次期衆院選は投票しにいきましょう。

以上、期待に応えられる内容ではありませんでしたが、最後までご覧頂きありがとうございました! 月次支援金の簡単申請は最短1営業日に振込手続き中に!入金までは最短4営業日 月次支援金の簡単申請は最短1営業日に振込手続き中に!入金までは最短4営業日