個人事業主の確定申告「やよいの青色申告オンライン」と「freee」どちらがおすすめ?

個人事業主の確定申告「やよいの青色申告オンライン」と「freee」どちらがおすすめ?

さて本記事では、個人事業主の確定申告時におすすめのソフトについて解説しています。 メジャーなソフトと言えば、やよいの青色申告オンラインクラウド会計ソフトfreee(フリー)の2社ですが、これから導入を検討されている方は『どちらがおすすめなのか?』気になる方も多いことでしょう。

私が実際に使っているソフト、また使っている理由などを詳しく解説していますので、是非参考にしてくださいね!

項目 やよいの青色申告オンライン クラウド会計ソフトfreee
料金 年間8,800円(税込)〜 年間12,936円(税込)〜
月々払い 不可 一部不可
無料期間 初年度無料 ※セルフプランのみ 30日間無料
確定申告の作成
電話サポート ◯ ※プランにより異なる ◯ ※プランにより異なる

個人事業主は「青色申告+e-Tax」がおすすめ!

2020年度分の確定申告より、控除額が改正されました。

項目 改正前 改正後
青色申告 最大65万円 最大55万円(10万円減)
白色申告 最大38万円 最大48万円(10万円増)
青色申告+e-Tax 最大65万円

今までは青色申告の場合、最大65万円の控除が受けられたのですが、2020年度分の確定申告より最大55万円に引き下げられました。 しかし、青色申告+e-Taxによる電子申告をすることで、改正前と変わらず最大65万円の控除を受けることができます。

つまりフリーランスを含む個人事業主の方は、2021年度以降は「青色申告+e-Tax」にて確定申告することをおすすめします。 『たくさん税金を納めたい!』という方は、変わらず今までのやり方でも構わないと思いますが、納税は1円でも安い方が良いですからね…!

やよいの青色申告オンラインの特徴

やよいの青色申告オンラインの特徴

プラン セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
料金 年間8,800円(税込) 年間13,200円(税込) 年間22,000円(税込)
初年度 無料 6,600円(税込) 11,000円(税込)
確定申告書の作成・出力
銀行口座やクレジットカードとの連携
領収書やレシートの自動入力
取引残高・損益・貸借レポート
電話・メール・チャットサポート
業務相談

やよいの青色申告オンラインには、セルフプラン、ベーシックプラン、トータルプランの3つのプランがあります。 基本的にはいずれも機能は変わらないのですが、大きく異なる点は「サポート」です

例えば、セルフプランにはサポートがついていないので、全てご自身の力で入力から確定申告まで実施しなくてはなりませんが、ベーシックプランやトータルプランにおいては電話サポートがついていますので、操作で分からないことがあればカスタマーセンターの方が丁寧に対応してくれます。

私自身はセルフプランを利用しているのですが、特に難しいと感じたことはありません。分からないことがあればインターネットで検索すれば問題なく操作、及び確定申告を済ませることができると思います。

クラウド会計ソフトfreee(フリー)の特徴

クラウド会計ソフトfreee(フリー)の特徴

プラン スターター スタンダード プレミアム
料金 年間12,936円(税込) 年間26,136円(税込) 年間43,780円(税込)
無料お試し 30日間 30日間 30日間
確定申告書の作成・出力
銀行口座やクレジットカードとの同期
請求書の作成
領収書の写真から仕訳データ自動入力 月5枚まで
消費税申告
月次推移・資金繰り・売掛・買掛レポート
メール・チャットサポート ◯ ※優先対応 ◯ ※優先対応
電話サポート
税務調査サポート補償

クラウド会計ソフトfreee(フリー)には、スタータープラン、スタンダードプラン、プレミアムプランの3つのプランがあります。 スタータープランに関しては、最低限の機能で確定申告するためのプランですが、スタンダードプランやプレミアムプランにおいては、日々のレポートや請求書の発行まで機能性はかなり高めです。

ただし、普段使いをするなら最低でもスタンダードプラン以上のプランを利用した方が良いので、そうなると年間を通して料金は高めです。

やよいの青色申告オンラインとクラウド会計ソフトfreee(フリー)のどちらがおすすめ?

では、「やよいの青色申告オンライン」と「クラウド会計ソフトfreee(フリー)」では、どちらがおすすめなのか? あくまで私個人的な意見ですが、「やよいの青色申告オンライン」がおすすめです。

その理由は、以下2点です。

  • やよいの青色申告オンラインの方が料金が安い
  • 月次レポートに対応しているから
以下、ぞれぞれ解説して参ります。

やよいの青色申告オンラインの方が料金が安い

やよいの青色申告オンラインとfreee(フリー)を同機能ベースで考えると、やよいの青色申告オンラインの場合はセルフプランで年額8,800円(税込)、freeeの場合はスタンダードプランで年額26,136円(税込)です。 その差は、約3倍です…。 同機能ベースと言えど、ややfreeeの方が高機能ですが、料金は安い方が良いに決まってますよね…。

ちなみに、freeeの最も安いスタータープランは年額12,936円(税込)ですが、やよいの青色申告オンラインのセルフプランの方が約4,000円以上安いです。

月次レポートに対応しているから

やよいの青色申告オンラインでは、取引残高、損益、貸借レポートなど、基本的なデータをいつでも閲覧して出力することができます。 しかし、freeeの最も安いスタータープランでは月次推移や売掛、買掛のデータを出すことができない為、事業を行っていく上でけっこう不便です。

特に、新型コロナウイルス関連の給付金や融資を受ける際、帳簿の提出等が求められますが、私の場合にはやよいの青色申告オンラインを利用しているので、項目と期間を選択するだけであっという間にデータを出すことができました。

まとめ

まとめになりますが、個人事業主の確定申告でおすすめのソフトは、ズバリ「やよいの青色申告オンライン」です。

完全に私が使いやすいから使っているということもありますが、何不自由なく使えています。 というか、使いきれていない機能もあると思います…(汗) ただし、freeeのスタンダードプラン以上は、領収書の写真を自動で仕訳データに入力してくれますので、こういった機能を求めている方ならfreeeもありだと思いますが…。

記事冒頭でも解説していますが、今後は青色申告+e-Taxの電子申告をすることで最大65万円の控除を受けることができます。 納税額は安い方が良いに決まっていますので、まだ白色申告で確定申告をしている方、会計ソフトを利用されていない方は、この機会に是非検討してみてくださいね! どうせ利用するなら早い方が絶対に良いので…。 また、やよいの青色申告オンラインの導入において、分からない事や気になる事があれば、コメントや問い合わせからご連絡を頂ければ可能な限り早めに回答させて頂きます。

以上、最後までご覧頂きありがとうございました! 

令和2年分(2021年3月)の確定申告で注意すべきこと!個人事業主は特に注意 令和2年分(2021年3月)の確定申告で注意すべきこと!個人事業主は特に注意 個人事業主の確定申告(青色申告)に税理士が必要ないと感じる3つの理由 個人事業主の確定申告(青色申告)に税理士が必要ないと感じる3つの理由