会議のたびに議事録を作るのは、実際にやってみると大変な作業です。重要な決定事項もあるので、記載内容にミスがあってはなりません。しかし、一字一句間違いがないように丁寧に文字起こしをすると、相当な時間がかかってしまいます。
そこで、会議の文字起こしを自動化できるAI議事録自動作成ツールが注目を集めています。
この記事では、AI議事録自動作成ツールとはどんな機能や性能を持つものなのか、利用することでどんなメリットがあるのかを解説します。その上で、実際に多くの企業が採用しているオススメのツールを紹介します。
ツール名 | 特徴 | 料金 |
AI GIJIROKU | ・ZOOM連携で発言を字幕表示 ・音声認識精度99.8%、発言を正確に記録 ・リアルタイム翻訳30か国語対応 |
パーソナル:1,500円/月額 チーム:29,800円/月額 法人:200,000円/月額 |
スマート書記 | ・AIによる90%以上の高精度文字起こし議事録作成をサポート ・フィラー・フィルター機能 ・最大10名までの発話を認識 ・用語登録機能 |
30,000円/月額~(ご利用人数にあわせて見積作成) |
toruno | ・テキスト+音声+画面キャプチャで“会議のすべて”を記録 ・Webでさくっと確認・編集・共有 ・アプリとWebで機能を分散 |
<パーソナル> 1,650円/月額※月10時間までの記録、以降は従量料金が発生 <ビジネス> 6,000円/月額~ |
COTOHA Meeting Assist | ・AIがテキスト化した会話をリアルタイム編集 ・自動翻訳機能で、異なる言語の相手にも翻訳したテキストを表示 ・音声の聞き直しもカンタン、テキスト編集もラクラク |
55,000円/月額(50時間まで) |
Notta | ・リアルタイム文字起こし+音声データの文字文字起こし機能 ・複数デバイスでシンクロ ・Chrome拡張機能 |
<個人版> 1,200円/月額 ※無料プランあり <チーム版> 5,280円/月額~ |
OPTiM AI Voice Recorder | ・AI音声認識で高精度にテキスト化 ・マルチデバイス対応 ・かんたんテキスト編集機能 |
要問合せ |
ZMeeting | ・音声認識AIを利用してリアルタイムでテキスト化 ・専門用語の登録から特定語句の置換が可能 ・議事録清書機能 ・多言語翻訳 |
要問合せ |
Googleドキュメント | ・「音声入力」機能で音声データを自動で文字入力 ・PDFや画像の文字起こしも可能※Goole Drive利用時 ・Googleアカウントがあれば無料で利用可能 |
無料 |
AI議事録自動作成ツールとは
AI議事録自動作成ツールは、会議などで録音した音声をダウンロード、もしくはマイクを使って、会議をリアルタイムで文字起こしできるツールです。音声認識システムとしてAIの技術を採用し、より高精度かつ柔軟に処理できるのが強みです。
ビジネス用語、外国語、話者の癖など、AIが判断して、正しい文字に変換します。
AI議事録自動作成ツールには、標準的な文字起こしツールに、企業の議事録作成にあると便利な機能が加えられています。テキスト原稿を編集しやすいエディタや、会議の中で決まった日程調整や業務の割り当てなどを自動抽出して、タスク管理したりタグ付けする機能などです。
そのため、単に会話を文字化するだけでなく、議事録を業務により生かせることになり、業務効率を促進する効果があるのです。
さらに、作成した議事録をクラウド保存して、さまざまな人に共有できる仕組みも備わっています。ファイルへの権限や編集をユーザーごとに権限分けできるツールもあります。重要事項について話し合う会議を想定して、セキュリティー対策を高めているツールが多いのも特徴です。
AI議事録自動作成ツールのメリット
手作業で文字起こしをすることに比べ、AI議事録自動作成ツールによって自動化することには大きなメリットがあります。具体的にどんな利点があるのかを確認し、日々の業務の中で取り入れていくべきかを検討してみましょう。
議事録作成の効率が上がる
AI議事録自動作成ツールを導入するメリットの第一は、作業効率が上がることでしょう。もしこうした自動化ツールを使わないのであれば、作業者は録音した音声をすべて聞き、手作業で入力していかなければなりません。会議に出席して行うにしても、作業者は議事録作成のみに集中する必要があります。しかも、文字起こしをミスなく行うにはかなりのスキルが求められ、誰でもできるわけではありません。
AI議事録自動作成ツールを導入すれば、ほとんどの会話を正確にテキスト化できます。もちろん100パーセントではありませんので、修正や漏れを埋める作業は必要となります。それでも、ほとんどの作業が自動化されるわけですから、圧倒的に時間と手間、そして人件費を減らせるのです。
さらに、作成スピードが非常に速いため、すぐに必要な議事録を手にできるのもうれしいところです。
タスク管理がしやすくなる
AI議事録自動作成ツールの多くは、自動タスク管理機能を持っています。前述のように、AIが予定や業務割り当てなどの表現をピックアップして、タスクアプリやスケジュールアプリに自動的に落とし込み、議事録作成ツールの中でタスクを目立たせてくれます。
この作業により、会議の中で話し合われた予定や果たすべき作業を見落とすことなく、確実にスケジュールの中に入れることが可能になるのです。
これらのタスクは会議に参加していない人に共有できるので、組織全体としての実行力を高めるのにも役立ちます。経営陣や管理職としても、タスクの確認や情報共有を自動化できるので、事務作業を簡略化して、本来業務であるチームの管理に集中できるのもメリットとなるでしょう。
グローバル化に対応しやすい
グローバル化により、商談や会議において、社員や外部の人材、取引先や顧客と外国語を話す機会が増えています。外国語で話された内容を議事録としてまとめるには当然、理解し操れる人でないと難しいです。
AI議事録自動作成ツールを使えば、多言語に対応しやすくなります。というのも、多くのツールが日本語だけでなく、複数の言語でのテキスト化と翻訳ができるからです。
わざわざ外国語スキルを持つ人に依頼しなくて済むので、人材をより有効に活用できるでしょう。また、外国語で話された内容を翻訳して記録に残すことで、その言語を理解できない人にも共有しやすくなり、情報の周知が楽になります。
AI議事録自動作成ツールのデメリット
いくつものメリットがある一方で、デメリットもしくは注意点とも言える部分があります。ツールを導入する際の検討項目にすることができるでしょう。
コストがかかる
どんなサービスにも言えることですが、AI議事録自動作成ツールを利用するにはコストがかかります。有料アプリ・ソフトは買い切り型もありますが、企業向けの高機能の製品は月額制となっているケースが多いです。
また、利用するユーザーの数や機能の範囲によってプランが分かれていて、高額となるプランも見られます。
もちろん、ツールを導入したほうが、自社での内製や外注と比較すると手間やスピード、正確さなど安くなることが多いです。ただし、今までにないコストが発生するわけですから、しっかりと検討すべきでしょう。無料で使えるツールも存在しますが、機能が限られていたり、精度が低いものも見られます。自社のニーズに十分に応えられるのかを試してみる必要があるでしょう。
情報管理のリスク
AI議事録自動作成ツールの利用に際して、一度会議音声を外部にアップロードする必要があり、そこには常に情報漏えいのリスクが生じます。サービス提供者のセキュリティーが甘く、重要な会議内容や個人情報が漏れてしまう可能性がないとは言えません。
また、多くのツールはアップロードした音声や作成した議事録をクラウド上に保存できるシステムを設けています。外部の人が不正にIDとパスワードを入手して、クラウド上から盗み取るリスクも存在するのです。
こうしたリスクを抑えるために、実績の高いツールは高度なセキュリティー機能を設け、ファイルにアクセスできるユーザーの権限を管理できる設定にしています。
こうしたセキュリティーについてもしっかりと確認して、間違いが起こらないようにしましょう。
AI議事録自動作成ツールの選び方
技術の進歩によって、たくさんの異なる特徴を持つツールが登場しています。どれを選んだら良いか、迷ってしまうかもしれません。そこで、選び方のいくつかのポイントを押さえて、ツールを比較してみましょう。
音声認識の精度
会話音声を認識してテキスト化し、正しい漢字に変換するには、非常に高度な技術とノウハウが必要です。AIが登場したことで飛躍的に精度が上がったとはいえ、やはり完璧ではありません。
そして、製品による精度の違いが見られるのも事実です。
そこで、どの程度の確率で正しい文字化ができるのかを比較してみる必要があります。
単に「AIが搭載されている」という点を見て満足するのではなく、実際に試してみることをオススメします。たいていのツールは、無料トライアル期間があったり、機能限定で無料で利用できます。自社でよく交わされる会話を録音して、トライアルで使ってみましょう。とくに、専門用語を使うことが多い企業や、外国語の混じる商談が頻繁になされるところであれば、精度の違いがはっきり出てくるので要注意です。
機能性と使いやすさ
ツールの多くは、テキスト化をした後に編集できる機能や共有機能、タスク管理機能などが付帯されています。もちろん、機能豊富のほうがツールの利便性は高まり、さまざまな用途で使えるようになります。
とはいえ、「機能が多くても結局使わない」「高い料金だけ支払う」「操作が難しくて限られた人しか使えない」のでは意味がありません。自社にとって本当に必要な機能が入っていれば十分という考え方で選んだほうが良いでしょう。
そのうえで、「管理画面がシンプルか」「肝心の音声録音やテキスト化をワンクリックですぐに実行できるか」などをチェックします。とくに、スマホもしくはパソコンにマイクを接続して、会議をリアルタイムで文字起こしする場合には、簡単な操作でスタートできる条件が重要になってきます。
共有と検索機能
議事録は作成して終わりでなく、その後、さまざまな機会に見返して利用するものです。また、異なる環境のユーザーが別々に閲覧することも多いでしょう。ですので、共有機能が使いやすいツールだと、利便性は高まります。クラウド上に保存するタイプであれば、議事録ファイルのURLを自動生成して、SNSやメールで送信できる設定があるかを確認しましょう。
また、議事録の内容を簡単に検索できる機能もあるとよいでしょう。特定のテーマについて記録を見つけたいものの、いつどの会議で話されたか覚えていないという事態の発生を防ぐためです。
そこで、音声や作成した議事録の内容から、特定のワードを拾って検索できる機能がツール内にあると、非常に便利です。
AI議事録自動作成ツールおすすめ8選
様々なAI議事録自動作成ツールがあり、どれも長所があります。その中でも、導入実績が高く、機能が充実しているもの、また精度の高いものをピックアップして紹介します。それぞれの特徴を確認し、使いやすいものを試してみましょう。
AI GIJIROKU
ツール名 | AI GIJIROKU |
運営会社 | 株式会社オルツ |
機能 | ・ZOOM連携で発言を字幕表示 ・音声認識精度99.8%、発言を正確に記録 ・リアルタイム翻訳30か国語対応 |
料金 | パーソナル:1,500円/月額 チーム:29,800円/月額 法人:200,000円/月額 |
公式URL | https://gijiroku.ai/ |
コスパの良いAI議事録自動作成ツールとして人気の「AI GIJIROKU」。多言語対応ツールで、30か国語の翻訳とリアルタイム議事録作成ができます。また、ZOOMとの連携機能もあり、リアルタイムで話者の音声を文字化でき字幕代わりとしても使用可能です。
もちろん、リアルタイムでも翻訳機能をオンにできるため、複数言語の入り混じる会議であっても、通訳者を入れずに進行できます。
SNSやメールでの共有がスムーズにでき、作成した議事録ファイルについて、URL生成して送信可能です。
料金プランは個人向けのものから多人数の同時利用に適したものまであり、利用時間とユーザー数によってプラン分けされています。パーソナルプランであれば、月額1,500円です。
スマート書記
ツール名 | スマート書記 |
運営会社 | エピックベース株式会社 |
機能 | ・AIによる90%以上の高精度文字起こし議事録作成をサポート ・フィラー・フィルター機能 ・最大10名までの発話を認識 ・用語登録機能 |
料金 | 30,000円/月額~(ご利用人数にあわせて見積作成) |
公式URL | https://www.smartshoki.com/ |
AIによる学習レベルを高めるために、専門用語や特定の固有名詞などを登録することで、次回から正確に認識、文字変換してくれるのが特徴です。高い精度で文字起こしができるツールを探している方にぴったりといえるでしょう。
マイクを接続してリアルタイムで議事録を作ることもできますし、音声ファイルからテキスト化することも可能です。しかも、「あー」「えっと」といった意味のない言葉を自動的に排除してくれるので、無駄のない議事録にできます。
タイムスタンプ機能や自動的に話者を識別する機能もあり、誰がどの時点で話したのかを正確に確認できるのもメリットです。後で自動作成された議事録を編集するエディタも使いやすく、さまざまな機能が付いているので、体裁の整った正式な議事録の作成が可能です。
toruno
ツール名 | toruno |
運営会社 | 株式会社リコー |
機能 | ・テキスト+音声+画面キャプチャで“会議のすべて”を記録 ・Webでさくっと確認・編集・共有 ・アプリとWebで機能が分かれている |
料金 | <パーソナル> ・1,650円/月額※月10時間までの記録、以降は従量料金が発生 <ビジネス> ・6,000円/月額~ |
公式URL | https://toruno.biz/ |
ワンクリックですぐに会議の録音、文字起こしができるシンプルさが特徴です。オンライン会議にも対応していて、必要に応じて画面の録画も可能です。映像でも記録を残したいケース、たとえばセミナーの記録取りなどに有効です。ビデオ会議システムとの連携が簡単で、紐づけをしておけば、TeamsやZoomなどを起動すると同時にツールも立ち上がりますので、慌てずに議事録作成を始められます。
作成した議事録はURL生成して、すぐにチャットやメールで送信できます。さらに、保存した音声を再確認したい時には、再生スピードを変えたり、話の頭出しをしたりできます。後の編集作業を楽にしてくれますので議事録作成の手間を一気に減らせます。個人向けのプランと企業向けのプランがあり、価格も大きく異なりますので、自社のニーズを見つつプランを選んでみましょう。
COTOHA Meeting Assist
ツール名 | COTOHA Meeting Assist |
運営会社 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
機能 | ・AIがテキスト化した会話をリアルタイム編集 ・自動翻訳機能で、異なる言語の相手にも翻訳したテキストを表示 ・音声の聞き直しもカンタン、テキスト編集もラクラク |
料金 | 55,000円/月額(50時間まで) |
公式URL | https://www.ntt.com/business/services/application/ai/cotoha-ma.html |
NTTコミュニケーションが持つAI音声認識を使って、リアルタイムでも録音音声からでも文字化ができるサービスです。音声認識の精度が高く、業界用語などのあまり使われない言葉でも正しく変換してくれるところがポイントです。外国語は10か国語まで対応していて、リアルタイムでのテキスト化も可能となっています。
企業向けのツールということもあって、たくさんのユーザー数があっても、大きな設定等の変更を加えなくても良いのが便利です。また、作成した議事録の共有や検索機能も優れていて、内容の見返しがしやすいです。50時間まで55,000円という価格で提供されており、サービス開始月は無料で利用できる制度が設けられています。
Notta
ツール名 | Notta |
運営会社 | Notta株式会社 |
機能 | ・リアルタイム文字起こし+音声データの文字文字起こし機能 ・複数デバイスでシンクロ ・Chrome拡張機能 |
料金 | <個人版> 1,200円/月額 ※無料プランあり <チーム版> 5,280円/月額~ |
公式URL | https://www.notta.ai/ |
AIの学習によって、専門用語や新しく使われるような言葉なども正確に認識してくれる、高精度のテキスト化が売りのツールです。また、104もの言語に対応していて、ビジネスで必要なほとんどの外国語での文字起こしができます。しかも、リアルタイムでの利用も可能となっていますので、その場で内容を出席者で確認して、相互理解を深めることも可能です。編集機能も充実していますので、効率よく議事録を作成できます。
処理スピードが速く、長時間の音声であってもスピーディーに処理を進めてくれるので、すぐに資料が必要となるシーンでもストレスがかかりません。プランは無料プランとプレミアムプランが用意されています。月払いだけでなく、割引がなされる年払いもありますので、コストを下げたい企業に向いています。3日間のトライアルも可能ですので、まずは試してみると良いでしょう。
OPTiM AI Voice Recorder
ツール名 | OPTiM AI Voice Recorder |
運営会社 | 株式会社オプティム |
機能 | ・AI音声認識で高精度にテキスト化 ・マルチデバイス対応 ・かんたんテキスト編集機能 |
料金 | 要問合せ |
公式URL | https://www.optim.cloud/services/ai-voice-recorder/ |
AIによる音声認識の精度を高め、あらゆる業界の専門用語に対応できる技術を持っています。会議における利用はもちろんのこと、日々の商談やインタビューなどの用途でも使うことができ、幅広いシーンで活躍してくれます。音声を基に作成した議事録テキストは、自動的にクラウド上に保存されます。パソコンだけでなく、スマホでも簡単にアクセスでき、回覧や共有がとても楽です。もちろん、セキュリティー対策をしっかりと講じていて、情報漏えいのリスクを下げてくれます。
企業向けのサービスで、それぞれのニーズに合わせて、柔軟にアカウント数やオプション機能などを変更できる制度が取られています。そのため、料金は問い合わせによって確認することになっています。事前に自分たちの求める条件を決めて、問い合わせをすると良いでしょう。
VMeeting
ツール名 | ZMeeting |
運営会社 | Hmcomm株式会社 |
機能 | ・音声認識AIを利用してリアルタイムでテキスト化 ・専門用語の登録から特定語句の置換が可能 ・議事録清書機能 ・多言語翻訳 |
料金 | 要問合せ |
公式URL | https://www.zplatform.ai/ |
対面の会議でマイクを接続して利用することも、ビデオ会議システムと連動させて使うこともできるツールです。簡単操作ですぐに録音や文字起こしができるようになっていますので、初めて利用する人でも迷うことなくサービスを利用できます。リアルタイムでの議事録作成も可能で、スピーディーな処理ができるため、その場での内容の確認やタスク管理が可能となります。
AIによる学習効率が良く、よく使う専門用語や商品名、企業名などをAIに教えることで、自動的に正しく音声認識、漢字変換してくれます。その分、後の編集作業の手間が減り、かなり効率が上がります。保存したドキュメントの共有が簡単にできる機能も設けられていて、必要な人にすぐに送信したり、クラウド上から閲覧してもらったりできます。
Googleドキュメント
ツール名 | Googleドキュメント |
運営会社 | Google合同会社 |
機能 | ・「音声入力」機能で音声データを自動で文字入力 ・PDFや画像の文字起こしも可能※Goole Drive利用時 |
料金 | 無料 |
公式URL | https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/ |
オフィスツールとして多くの企業や人が使っているGoogleドキュメントを、議事録作成ツールとして使うこともできます。専用のツールとして設けられているわけではなく、文書作成アプリの入力方法を音声入力にすることによって、自動文字起こしをする形となります。ツールメニューから音声入力を選んで、マイクをパソコンに接続することで、会話が文字化されます。
Googleは様々なサービスの中でAI音声認識システムを使っていますので、その精度は非常に高いですし、収集した膨大なデータによって学習も進められています。完全無料で使えるツールですが、精度という面では問題ありません。Googleアカウントを持っている人であれば誰でも使えますし、普段から業務で利用することも多いので、使い慣れているというのもメリットでしょう。(2022年現在)