種類 | 難易度 | 合格率 | 学習期間の目安 |
国家資格 | 普通 | 37.6% | 1〜3ヶ月 |
年収 | 受験資格 | 試験月 | オススメ度 |
400~800万円 | 一部あり | 都道府県による |
日本の消防法という法律により、消防設備の工事・整備・点検をするには消防設備士の資格を有している必要があります。
消防設備は私たちの身の回りのあらゆる場所に備わっており、社会や街全体の安全のために欠かすことのできない重要な存在です。
今回は、そんな社会全体の安全を支える消防設備士の難易度や合格率、人気区分である乙種6類や甲種4類について詳しく紹介しようと思います。
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消防設備士とは?

消防設備士とは、消火器や自動火災報知器、スプリンクラー等の消化設備や警報設備、避難設備の設置工事や点検、整備を行う事のできる国家資格の事です。
これらの設備は人々の安全のために必要不可欠であり、消防設備士は火災から人々を守る重要な役割を担っています。
消防設備士の資格を取得すれば、建設業や電気工事業、不動産管理業など様々な現場で活躍する事ができます。
消防設備士の免状の種類
〜ポイント〜
- 甲種と乙種に分かれている
- 特類、1類〜7類に分かれている
消防設備士の免状(資格)はかなり種類が多く、整備・点検が可能となる設備がそれぞれ異なります。
まず、大きく分けて甲種と乙種の2種類に分かれています。
甲種:工事・整備・点検ができる
乙種:整備・点検ができる
甲種と乙種の大きな違いは、工事ができるかどうかという事です。
消防設備士の乙種には受験資格がなく、誰でも受験する事が可能です。
一方で甲種には受験資格があり、該当していなければ受験することさえできません。
そして、消防設備士の資格は特類、1〜7類まで分かれており、それぞれ整備・点検ができる設備が異なっています。
免状の種類 | 工事整備対象設備等 | |
---|---|---|
甲種 | 特類 | 特殊消防用設備等※ ※従来の消防用設備等に代わり、総務大臣が当該消防用設備等と同等以上の性能があると認定した設備等 |
甲種又は 乙種 |
第1類 | 屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備 パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備、共同住宅用スプリンクラー設備 |
第2類 | 泡消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備 | |
第3類 | 不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備 パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備 |
|
第4類 | 自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備 共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備 特定小規模施設用自動火災報知設備、複合型居住施設用自動火災報知設備 |
|
第5類 | 金属製避難はしご、救助袋、緩降機 | |
乙種 | 第6類 | 消火器 |
第7類 | 漏電火災警報器 |
乙種6類と甲種4類が大人気!
消防整備士の試験区分で乙種6類と甲種4類の人気が高く、乙種6類と甲種4類の受験者が全ての区分の受験者数の半分以上を占めています。
乙種6類の仕事内容

消防整備士の乙種6類を取得すると、消火器の点検・整備を行う事ができるようになります。
消火器は大型施設だけでなく一般家庭やアパートなど、あらゆる箇所に設置されているため、乙種6類に合格した場合に活躍できる場面はたくさんあります。
甲種4類の仕事内容

消防整備士の甲種4類を取得すると、自動火災報知器や火災警報設備等の工事・点検・整備を行う事ができるようになります。
消化器同様、火災報知設備は一般家庭から職場や大型施設まで多くの場所に設置されています。
乙種4類と異なり工事をすることもできるので、活躍できる場面はかなり幅広いです。
ただし、学歴や国家資格等による受験資格が必要となるので、甲種4類を勉強する前に自分が受験資格を有しているかどうかをチェックしておきましょう。
役に立つ資格?
難易度 | 3.5/5点 |
---|---|
転職に有利か | 4.5/5点 |
評価アップに繋がるか | 4.5/5点 |
独立できるか | 3.5/5点 |
将来性はあるか | 4.5/5点 |
消防法により、消防用設備等の工事・整備・点検は消防整備士にしかできない業務と定められています。
よって、消防整備士の資格は人と街を守るために社会に必要不可欠な資格であり、今後継続的に需要のある資格と言えます。
消防整備士の資格は、取得すればするほどできる業務が増えるため、資格保有者に資格手当が支給されるケースもあります。
消防整備士という職種で求人も数多くあり、資格さえ合格すれば転職にもかなり有利になります。
また、消防設備士として独立することも可能であり、独立した場合には年収800万円以上も可能です。
俺も挑戦したくなってきた…!
それじゃあ、次は消防整備士の難易度について説明しましょうか!
消防設備士の難易度・合格率
消防設備士の合格率は以下の通りです。
甲種の合格率
特類 | 1類 | 2類 | 3類 | 4類 | 5類 |
25.8% | 31.2% | 34.7% | 37.3% | 37.4% | 36.6% |
乙種の合格率
1類 | 2類 | 3類 | 4類 | 5類 | 6類 | 7類 |
31.7% | 39.5% | 35.7% | 36.8% | 40.6% | 43.1% | 59.0% |
消防整備士の資格で最も難易度が易しい区分は乙種7類です。
乙種7類は漏電火災報知器の整備・点検に関する資格ですが、他の消防設備士資格や電気工事士の資格を有していれば、消防整備士試験の時に多くの科目の免除を受ける事ができます。
乙種7類の通常の問題数 → 35問
科目免除を最大利用した場合 → 10問
この科目免除を利用するために、人気のある甲種4類や乙種6類を合格した後に乙種7類に挑戦する人も多いのよ!
最も難易度が高い区分が甲種特類であり、全ての類の消防設備についてまんべんなく出題されます。
全体的な傾向として甲種よりも乙種の方が難易度が易しいので、悩んでいる人もまずは乙種から受験することをオススメします。
試験情報(試験日・受験料など)
試験月 | 都道府県による |
---|---|
受験資格 | 【甲種】あり 参照 【乙種】なし |
受験費用 | 【甲種】5700円 【乙種】3800円 |
試験方式 | 筆記+実技 |
独学でも勉強できる?

今回は消防設備士の資格でも人気のある乙種6類と甲種4類の勉強方法について紹介します。
乙種6類は独学でも合格できる!
乙種6類はそれほど難しい試験ではないので、独学で十分合格レベルに到達する事ができます。
乙種6類のテキストで最もオススメのテキストは以下の通りです。
上記の書籍はテキストと問題集が1つになっており、乙種6類の受験者の評価が最も高い事で知られています。
甲種4類は製図が難関
甲種4類の試験で最も難易度が高い科目が実技試験の「製図」です。
大学や高専等で製図についてきちんと学んだ人であれば問題ありませんが、そうでない人は製図の勉強に苦戦します。
そこでオススメする甲種4類の勉強方法が通信講座を利用する事です。
通信講座であれば、動画で実際の製図の方法を確認する事ができるので内容の理解度が格段に上がります。
1番オススメの通信講座はTAC!

・600問以上の問題に取り組む事ができる!
・「製図」専用の問題集が付いてくる!
・直前テストが2回も挑戦できる!
TACの消防設備士講座は、「製図」専用の問題集が付いてくるので、甲種4類の最難関科目である「製図」に集中的に取り組む事ができます。
また、教材に収録されてある問題数が600問を超えており、試験本番までに多くの知識を身に付ける事ができます。
試験直前には実力テストに挑戦することもできるので、本試験で問題を解く感覚を体感する事ができるため、試験本番で緊張することもありません。
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