さて本記事では、キャッシュレス決済システムの「おてがるPay」についてまとめています。 主に、決済手数料や導入費用、導入をおすすめする理由や導入前の注意点などを詳しく解説していますので、是非参考にしてくださいね!
おてがるPayとは?
「おてがるPay」とは、JCBの出資により設立した決済代行会社「株式会社JMS(ジェイエムエス)」が提供するキャッシュレス決済システムです。 主な特徴として、モバイル端末(iOS端末)を使用するため、回線工事などの面倒な手続きが一切不要です。
また、モバイル端末の通信回線を利用するため店舗の軒先でも使用できますので、テイクアウト商品の販売時に接触を最小限に減らすことが出来ます。 特に最近は、新型コロナウイルスの影響でテイクアウト事業が流行っていますので、飲食店を営んでいる個人店には是非おすすめできるシステムですね。
対応クレジットカード・及び対応電子マネーと決済手数料一覧
対応ブランド一覧 | ブランド | 決済手数料 |
クレジットカード | VISA | 3.24% |
mastercard | 3.24% | |
MUFG CARD | 3.24% | |
DC | 3.24% | |
UFJ Card | 3.24% | |
NICOS | 3.24% | |
UC | 3.24% | |
JCB | 3.74% | |
AMEX | 3.74% | |
DinersClub | 3.74% | |
UnionPay(銀聯) | 3.74% | |
DISCOVER | 3.74% | |
JCB PREMO | 3.74% | |
電子マネー | Suica | 3.24% |
PASMO | 3.24% | |
Kitaca | 3.24% | |
toica | 3.24% | |
manaka | 3.24% | |
ICOCA | 3.24% | |
sugoca | 3.24% | |
nimoca | 3.24% | |
はやかけん | 3.24% | |
ApplePay | 3.74% | |
GooglePay | 3.74% | |
QUICPay | 3.74% | |
iD | 3.74% |
2020年10月現在、おてがるPay対応のクレジットカード、及び対応電子マネーは、上記表の全26種類に対応しています。 電子マネーは、業種により契約出来ない場合があります。詳しくは公式ページよりご確認ください。
導入費用・月額コスト
カードリーダー | 0円 |
プリンター | 0円 |
月額固定費 | 0円 |
振込手数料 | 0円 |
現在おてがるPayでは、決済に必要なカードリーダー、及びプリンターを無料で提供しています。 ただし、契約日より6ヶ月ご利用がない場合は端末費用(カードリーダー:税別21,000円、プリンター:税別13,800円)が発生しますので、ご注意ください。
また、おてがるPayの月額固定費や入金時の振込手数料は一切かかりませんので、余計なコストはかかりません。 ただし、iOS端末はご自身で準備する必要がありますので、別途端末代がかかります。
入金サイクル
おてがるPayの入金サイクルは、申し込み時に「月2回」「月6回」のいずれかから選択することが出来ます。 キャッシュレス決済を導入しない主な理由として挙げられるのが「入金が遅い」ことだと思いますが、おてがるPayの「月6回」を選択すれば、5の倍数日に入金処理をしてくれますので、比較的早い段階で手元に現金が入ります。
対象日 | 入金日 |
1日〜5日 | 当月10日 |
6日〜10日 | 当月15日 |
11日〜15日 | 当月20日 |
16日〜20日 | 当月25日 |
21日〜25日 | 当月末日 |
26日〜末日 | 翌月5日 |
「月2回」を選択した場合は、1日〜15日までの利用分を当月末日に入金、16日〜末日までの利用分は翌月15日に入金されます。 また、クレジットカードの「ボーナス一括払い」や「2回払い」に対応させたい場合には、「月2回」を選択する必要があるようですが、飲食店や美容サロン等であれば「月6回」に設定しておけば問題なさそうですね。
審査
おてがるPayは、申込から審査完了、その後カードリーダーやプリンターが手元に届くまでに、約4週間〜6週間の期間を要します。 これから新たに開業する際などは、開店日を考慮した上で申込するようにしましょう!
おてがるPayの導入をおすすめする理由
おてがるPayの導入をおすすめする理由は、以下になります。
- 単純にキャッシュレス化が進んでいるため
- 新型コロナウイルスの影響で非接触が推奨されているため
- 決済代行会社を挟まない分、対応が早いため
- 中国からの観光客に対応できるため
- POSレジアプリと連携できるため
単純にキャッシュレス化が進んでいるため
日本は、世界に比べてキャッシュレス化が非常に遅いです。 そこで日本政府がキャッシュレス化を推進するために、キャッシュレス還元事業を展開したわけですが、最近はクレジットカードだけでなく、電子マネーやQRコード決済などで支払いをするユーザーが大幅に増加傾向にあります。
例えば、イオン系のWAON、セブンイレブン系のnanaco、電車に乗る方はsuica、QRコード決済ならPayPayなど、CMでも頻繁に流れていることから、これらキャッシュレス決済を知らない方はいないことでしょう。
今後も益々キャッシュレス化が進むことが予想されますので、キャッシュレス決済システムの導入は必要不可欠なものと言えます。
新型コロナウイルスの影響で非接触が推奨されているため
近年、新型コロナウイルスの影響により「非接触」という言葉を耳にします。 従業員とお客様の距離、又はお客様同士の距離を取れるシステムが導入されつつあります。 こちらはお会計についても同様なことが言えますが、おてがるPayのようなキャッシュレス決済システムは、釣り銭の受け渡し業務をなくすにはもってこいのシステムです。
決済代行会社を挟まない分、対応が早いため
冒頭でも記述している通り、おてがるPayはJCBの出資により設立された決済代行会社「株式会社JMS」が提供するサービスです。 他のシステムとは異なり仲介が入らないため、サポートや入金処理などの対応が早いです。
中国からの観光客に対応できるため
おてがるPayは、中国ではメジャー中のメジャーな「UnionPay(銀聯)」に対応しています。 今でこそ新型コロナウイルスの影響で中国人観光客は少ないですが、今後落ち着けばまた増えるはずです。 将来を見据えて、中国人観光客に対応できる環境の構築をおすすめします。
POSレジアプリと連携できるため
おてがるPayは、POSレジアプリの「Okage」「スマレジ 」「ユビレジ」と連携することが出来ます。 決済と同時にレジに自動で反映されるため、決済業務を効率化させることが出来ます。
おてがるPay導入前の注意点
おてがるPay導入前の注意点は、以下になります。
- 導入までに約1ヶ月程度かかる
- Android(アンドロイド)には非対応
- QRコード決済には非対応
導入までに約1ヶ月程度かかる
おてがるPayは、申込から審査完了までにおおよそ1ヶ月程度かかります。 一日でも早くキャッシュレス決済システムを導入したいという場合であっても、とにかく連絡を待つしかありません。
Android(アンドロイド)には非対応
おてがるPayは、iPhoneやiPadの「iOS」にのみ対応していますので、Androidには対応していません。 iPad(Wi-Fi)なら34,800円(税別)で購入出来ますので、そこまで気にする必要はないと思います。
QRコード決済には非対応
おてがるPayは、クレジットカード決済、電子マネー決済に対応したシステムですので、QRコード決済には対応していません。 QRコード決済をご利用になりたい場合には、別途申し込む必要があります。
おてがるPayの導入を推奨する事業
おてがるPayの導入を推奨する事業は、以下になります。
- 個人経営の飲食店
- 移動販売
- アパレルを含むショップ等
- 美容サロン
ただし、おてがるPay導入後は決済手数料が3.24%〜3.74%かかりますので注意が必要です。 仮に、月間100万円の決済があれば約3万円〜4万円の手数料が差し引かれますので、改めて価格設定を見直す必要があります。
まとめ
まとめになりますが、キャッシュレス決済システムは今後商売をしていく上で必要なものです。 某CMでも「じゃ〜良いです〜」という決め台詞で買わずに帰るというシーンがありますが、一人でも多くのお客様、一円でも多くの売上を上げるために導入すべきです。
日本でも今後益々キャッシュレス化が進むことが予想出来ますので、一刻も早く導入されることをおすすめしますよ。 また、今現在キャッシュレス決済を導入されている事業者の方で、おてがるPayに乗り換える事業者が増えているようです。
今後キャッシュレス決済を導入を検討されている事業者の方も、おてがるPayに乗り換えを検討されている事業者の方も、まずは一度問い合わせてみましょう! >>>おてがるPay公式ページはこちら