ネイルサロンを開業後、数ヶ月経過すると個々のネイルサロンによって「良く使うネイル商材」と「全く使わないネイル商材」が見えてきます。 ネイルサロンの経営を安定させる為には、良質なネイル商材を仕入れることが重要ですし、出来る限り余計な材料は仕入れないのが鉄則と言えます。
そこで本記事では、ネイル商材の在庫チェックや仕入先の見直しについて掲載していますので是非ご覧ください。
毎月決まった日にネイル商材の在庫チェックをした方が良い理由
ネイルサロンを経営していくにあたり、最もかかる経費と言えばネイリストの雇用などの「人件費」はもちろんですが、次にかかる経費は「ネイル商材の仕入れ費」です。
私が経営していたネイルサロンでは、基本的に余計なネイル商材は在庫として抱えないというのが徹底されていましたので、特に良く使うネイル商材以外は毎月の在庫チェックを元に仕入れをするようにしていました。
既にネイルサロンを経営していたり、ネイルサロンで働いている方はご存知かと思いますが、在庫チェックをしてみると先月の在庫チェックの時と残量が変わらない商材が絶対にありますよね? もちろんお客様一人一人の要望通りのネイル施術をする為には、たくさんの種類のネイル商材をストックしておいた方が便利なのは分かりますが、一応ネイルのジェルなどにも消費期限なるものが存在しますので、最終的に処分することになってしまう商材も中には出てきてしまいます。
また、ファッションや美容に関するトレンドは、短いスパンで変わっていくものですので、ネイルの商材もそれに合わせて最新のものを揃えていくのが理想ということも分かります。 そして、私が一番伝えたいことは所詮雇われのネイリストは自分のお金で仕入れているわけではありませんので、サロン側がある程度厳しく仕入れについての指導をしないと、固定経費の削減をしていくことは出来ません。
私がネイルサロンを開業したばかりの頃は、『ネイル商材が足りないから仕入れますね』とネイリストに言われて、言われるがままに予算を取っていましたが、このような行為は実際には絶対にやってはいけないことです。
やはり在庫チェックをした結果、『先月は先々月に比べて、この商材の減りが早いから仕入れます』や、『この商材が余っているから、新たなキャンペーンメニューを作ります』というようにきちんとした理由の元、仕入れるようにネイリスト達に指導していくべきですし、余っているネイル商材を利用したメニューなども考案していくのが理想的です。
仕入先の見直しは最低でも3ヶ月に1回は必要
そして、意外とスルーされがちなことが「仕入先の見直し」です。
いくら在庫チェックをして余計なネイル商材を仕入れないようにしていても、本来安く仕入れることが出来る商材を、高い値段で仕入れていては元も子もありません。 最近では、10社以上のネイル商材取扱業者がありますが、それぞれの会社には季節に応じたキャンペーン制度や、法人特約なども存在しますので、ネイルサロンの経営者側が積極的に調査した上で、最低限安く仕入れられるようにしていく必要があると思います。
また、ネイル商材のクリアジェルだけでもたくさんの種類がありますので、固定観念に捉われて『このクリアジェルしかダメだ』という考えをなくしていくことも非常に重要なことです。
これに限っては私も実際に経験したことですが、意外とネイリストはプライドが高い方が多いように感じます。 はっきり言ってしまうと、ネイリストの達成感とお客様の満足感はまた別ですので、ネイリストが良いと感じるものをお客様全てが納得するとは限りません。 高いものだから良質なネイル商材、メジャーだから良質なネイル商材という考えは、だいぶ時代遅れです。。。
ある程度ネイル商材の取扱業者とお付き合いが出てくると、新商品のサンプルなどを無料で送ってくれたりしますので、そういったものを利用しながらより良質なネイル商材を安く仕入れるようにしていくべきです。
まとめ
まとめになりますが、やはりネイルサロンの経営には、ネイル商材の仕入れ等は開業後ずっと向き合っていかないといけないことですので、常にアンテナを張って良い手段を考えていく必要があります。
特に、毎月の在庫チェックや、定期的な仕入先の見直しは、ネイルサロンの経営を成功させる為には必要不可欠なことですので、見過ごさずにしっかりとやっていきましょう。
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