法人専用の法人カードとして、三井住友からは三井住友ビジネスクラシックカードが発行されています。
審査内容や特典、メリットなど様々な情報をまとめているのでクレジットカードの作成を考えている法人は参考にしてみてください。
カードのポイント
三井住友ビジネスクラシックカードは、カード使用者が20名以下の中小企業に向けた法人カードです。
会社の経費の精算がスムーズになったり貯まったポイントでキャッシュバックを受けられたりと、カードを持つことでビジネスをサポートしてくれます。
大手の三井住友から提供されているので知名度が高く、三井住友ビジネスクラシックカードの入会金や年会費などの特徴を見ていきましょう。
[三井住友ビジネスカード]カード名 | 三井住友ビジネスクラシックカード |
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申込対象者 | 中小企業の法人 |
入会金 | 無料 |
年会費 | 1,250円 |
限度額 | 20万円~100万円 |
支払いサイクル | 15日締め翌月10日支払い |
旅行損害保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険 |
ショッピング保険 | 海外最高100万円 |
住所 | 東京都港区海岸1-2-20 |
金融機関名 | 三井住友銀行 |
年会費は使用者1名につき1,250円、2名から400円と安く設定されているのが魅力的です。
個人事業主でも作れる?
法人カードと聞き、「個人事業主は法人ではないから作れないのではないか?」「個人事業主は審査の申し込みすらできないのではないか?」と疑問を抱えている方は少なくありません。
「法人カード=個人事業主は不可」とは言い切れませんが、残念ながら三井住友ビジネスクラシックカードは中小企業の経営者に向けたクレジットカードです。
- ビジネス用のクレジットカードがあれば毎月のカード明細が届く
- 明細を見ればどのくらいの経費を使ったのか一目瞭然
- 確定申告の経費の証明としてそのまま使用できる
上記のようなメリットがあり、法人が経理事務や経費を合理化するカードとして適しています。
そのため、法人カードを作成したいと考えている個人事業主は、三井住友ビジネスクラシックカードではなく個人事業主専用の三井住友カード ビジネスカードfor Owners(旧マーチャントメンバーズクラブカードへと申し込みましょう。
特典
以下では、三井住友ビジネスクラシックカードにどのような特典があるのかまとめてみました。
- 1回の契約につき従業員や社員も利用できる追加カードを20枚まで発行できる(年会費は400円+税)
- 法人カード1枚で高速道路などの有料道路の料金所をスムーズに通れるETCカードを無料で発行できる
- カードの利用金額に応じてポイントが付与されるワールドプレゼントが取り入れられており、素敵な景品と交換できる
- ポイントアップサイトのポイントUPモールを利用でき、Amazonや楽天などの通販サイトで買い物をするとポイントが2倍以上貯まる
- 三井住友ビジネスクラシックカードを不正に利用されても損害額を補償してくれるVpassID安心サービスが付帯されている
- 一般カードでも海外旅行に限り、最高で2,000万円まで旅行傷害保険が付帯される
三井住友VISAカードのプロパーカードとして信頼性が高いだけではなく、ポイントを貯めてお得に利用できます。
ポイントプログラムのワールドプレゼントはご利用金額1,000円で1ポイントが付与され、前年のショッピング額に応じて「V1」「V2」「V3」とステージアップしていくのが特徴です。
ステージが上がれば上がるほどボーナスポイントがプレゼントされるので、三井住友ビジネスクラシックカードを使う機会が多い法人ほどお得なのは間違いないでしょう。
旅行時にラウンジは使える?
クレジットカードの中には、カードを持っているだけで国内や海外の空港のラウンジを無料で使えるサービスが付帯されています。
- 飛行機の出発前や到着後にゆったりとした時間を過ごせる
- フリードリンクサービスが実施されている
- 雑誌や新聞などが多数揃っていて時間を潰せる
これらのメリットがありますが、残念ながら三井住友ビジネスクラシックカードでは旅行時に空港ラウンジを使うことはできません。
無料で空港ラウンジを使えるのはゴールドカードとプラチナカードを持つ法人や個人事業主に限定されるため、一般の三井住友ビジネスクラシックカードでは付帯されないのです。
[三井住友ビジネスカード]審査は通りやすい?
三井住友ビジネスクラシックカードは知名度が高く、ステータス性も同時に持ち合わせています。
そのため、他のクレジットカードと比較して審査は厳しめで、ブランドイメージを確立するためにもポっと出の新人は持たせてもらえません。
- 新設したばかりの法人や事業を始めたばかりの企業
- 安定した収入を毎月得ることができていない
上記に該当する方は三井住友ビジネスクラシックカードの審査で落ちる可能性が高く、当然のように以前に金融事故を起こしていると作ることができないのです。
中でも悪徳業者や違法業者、暴力団や名前だけの会社に発行するのを三井住友側は危惧しており、法人カードを簡単に作成できない大きな理由となっています。
つまり、カード会社を信用させることができれば三井住友ビジネスクラシックカードを作れるので、審査に通るために会社のウェブサイトを持ったり固定電話へと繋いだりしましょう。
評判・口コミ
三井住友ビジネスクラシックカードが法人からどのような口コミの評判を得ているのかまとめてみました。
- 決済ブランドがVISAだけではなくマスターカード(MasterCard)もある点が良いです
- 不正利用のリスクを回避するために、万全のセキュリティ体制が敷かれているので安心できます
- 一般カードでも年間で100万円までショッピング保険が付帯されます
- 年会費が1,250円と格安の設定なのでとりあえず申し込んでみることにしました
- ゴールドカードではないので付帯されるビジネスサポートは限られています
- 接待ゴルフの予約にはゴルフ国内エントリーサービスが役立ちますよ
メリット・デメリット
三井住友ビジネスクラシックカードをオンライン上で作成する前に、どんなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。
メリット
- プロパーカードとして信頼性が高いので持っているだけで一種のステータスとなる
- カード返済であれば指定した口座から自動で引き落としされるので無駄な手数料を負担せずに済む
- 年会費が1年間で1,250円と一般カードは安めに設定されている
- 国内航空券の予約や発行が可能な航空券チケットレス発券サービスを利用できる
- 「オフィス用品デリバリーサービスサービス」や「レンタカー優遇サービス」などの付帯サービスが豊富
- ワンタイムパスワードサービスやVpassID安心サービスなどセキュリティ対策がバッチリ
デメリット
- 海外旅行傷害保険が利用付帯なので、航空券やタクシー代の支払いなどクレジットカードを何かしらの形で利用しなければならない
- 追加カードの発行枚数は目安が20枚と設定されているので、大企業が作る法人カードには向かない
- 中小企業の法人向けのカードなので個人事業主では作成できない
- VISA加盟店でのポイントの還元率は0.5%と低めに設定されている
法人としてビジネスを行うに当たって役立つのは大きなメリットですが、旅行傷害保険が利用付帯だったり20枚までしか追加カードを作れなかったりというデメリットがあるのでチェックしておいてください。
オススメポイントまとめ
経費の管理と資産の運用の両方をサポートしてくれるのが三井住友ビジネスクラシックカードのオススメポイントです。
個人用と法人用でカードを分ければ公私混同することはありませんし、ネットでの購買が便利になったりポイントが貯まったりという魅力もあります。
他のカードと比べて付帯サービスも多く、詳細は三井住友ビジネスクラシックカードの公式ホームページで確認してみましょう。
[三井住友ビジネスカード]