法人専用のクレジットカードの一つが三井住友ビジネスゴールドカードで、クラシックカードの上位版となっています。
「審査が厳しい」「10,000円の年会費がかかる」という代わりに、手厚いサポートやサービスが取り入れられているので詳しく見ていきましょう。
カードのポイント
一般カードの上位版の位置付けとして、三井住友ビジネスゴールドカードが三井住友銀行から発行されています。
通常のクレジットカードよりもステータスが高く、様々なビジネスサポートが付帯されているのが魅力的です。
以下では、三井住友ビジネスゴールドカードのポイントをまとめてみました。
[三井住友ビジネスカード]カード名 | 三井住友ビジネスゴールドカード |
---|---|
申込対象者 | 中小企業の法人 |
入会金 | 無料 |
年会費 | 10,000円 |
限度額 | 20万円~300万円 |
支払いサイクル | 15日締め翌月10日支払いor月末締め翌月26日支払い |
旅行損害保険 | 最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険 |
ショッピング保険 | 海外最高300万円 |
住所 | 東京都港区海岸1-2-20 |
金融機関名 | 三井住友銀行 |
三井住友VISAカードのプロパーカードのゴールドカードという位置付けなので、手厚いサポートが受けられます。
個人事業主でも作れる?
三井住友ビジネスゴールドカードは法人専用のクレジットカードなので、残念ながら個人事業主は作ることができません。
これはゴールドカードだけではなく、一般の三井住友ビジネスクラシックカードでも一緒です。
そのため、法人カードを作りたいと考えている個人事業主は以下のブランドを選択しましょう。
- JCB法人カード
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- EX Gold for Biz iD×QUICPay
法人カードは必ずしも法人だけではなく、「個人事業主でも入会資格あり」というブランドであれば作ることができます。
特典
三井住友ビジネスゴールドカードを作ることで、どのような特典を得られるのか以下ではまとめてみました。
一般のクラシックカードとは異なるサービスもあり、一度確認しておきましょう。
- カード利用1,000円につき1P(5円相当)のポイントが付与される(ポイントプログラムのワールドプレゼント)
- 最高で5,000万円の旅行傷害保険が付帯される(傷害死亡・後遺障害補償はカードでの支払いの有無で異なる)
- ETCカードを初年度の年会費無料で作成できる(一度でも利用があれば無料で使用できる)
- ビジネスサポートパックを中心とする充実のビジネスサービスが提供されている
クラシックカードと比較して年会費が10,000円と高く設定されている代わりに、手厚い特典やサポートがあります。
上記以外の魅力的な特典に関しても見ていきましょう。
- 無料で24時間365日に渡って医師や看護師に相談できる「ドクターコール24」
- 国内の主要の空港に設置されているラウンジを利用できる「空港ラウンジ」
- Visaゴールド国際線クロークなどの「Visaゴールドカードの優待特典」
これらは全てゴールドカードのみに与えられており、ドクターコール24は緊急時に役立ちます。
旅行時にラウンジは使える?
三井住友ビジネスゴールドカードを持っているだけで、旅行時にラウンジの使用が可能です。
フリードリンクや雑誌の閲覧など、寝心地の良い大きなソファへと座って出発前や到着後の空港での時間を有意義に過ごせます。
- 新千歳空港のスーパーラウンジ
- 秋田空港のロイヤルスカイ
- 成田国際空港のビジネス&トラベルサポートセンター内ラウンジ
- 羽田空港のエアポートラウンジ
- 関西国際空港のカードメンバーズラウンジ
上記の空港を中心とする様々な場所でラウンジが利用できるので、三井住友ビジネスゴールドカードをお持ちの法人は積極的に活用しましょう。
[三井住友ビジネスカード]審査は通りやすい?
- 自分でも三井住友ビジネスゴールドカードを作れるのか?
- 審査は通りやすいのか?甘いのか?
こういった疑問を抱えている方は少なくありません。
審査基準に関しては公表されていないので確かなことは言えませんが、三井住友の法人カードは審査が厳しくなっています。
三井住友ビジネスゴールドカード以外にも多種多様なプロパーカードや提携カードを発行しており、信頼感のある老舗の企業だからこそ審査基準が高めなのです。
クラシックカードよりもゴールドカードの方が当然のように厳しいですし、設立したばかりの法人では作るのが難しいと心得ておかなければなりません。
- 営業年数が3年間以上
- 連続2期以上の黒字決算
法人カードを作るに当たって上記の2つは申し込み基準と最低ラインとなり、簡単には通らないからこそ安定した収益を出したり固定電話を用意したりと企業としての信用を高められるように努力してみてください。
評判・口コミ
以下では、三井住友ビジネスゴールドカードを作成した法人の評判や口コミの情報を簡単にまとめてみました。
- 審査が厳しくて簡単には作れないからこそ三井住友ビジネスゴールドカードはステータスとなります
- 経費精算が楽になって資産運用を効率良く行えるようになりました
- オンライン入会には対応しておらず、必要書類を添えて郵送で申し込まなければならないので面倒です
- ビジネスサポートが豊富なので年会費の10,000円を支払う価値は十分にあります
- 海外旅行付帯保険は最高で5,000万円なのでかなり充実していると思います
- 国内の主要空港のラウンジは無料で利用できるので出張の際に役立ちます
- カードを使えば使うほどボーナスポイントを多く貰えるのが良いと思いました
メリット・デメリット
三井住友ビジネスゴールドカードを作成する前に、どのようなメリットやデメリットがあるのか確認しておきましょう。
メリット
- 三井住友VISAカードのプロパーゴールドカードとして信頼性が高いのでステータスとなる
- 海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が最高で5,000万円と非常に手厚い
- 海外旅行傷害保険では最高で2,000万円の家族特約も付帯されている
- 年間の利用に応じて貰えるボーナスポイントが一般のクラシックカードの2倍
- サイン一つで必要な時に加盟タクシーを利用できるVJタクシーチケットを使用できる
- Visaゴールドカードの優待特典を利用できる(手荷物宅配が一つ500円と安くなるVisaゴールド空港宅配が特に使える)
デメリット
- 手厚いサポートを受けられるゴールドカードなので10,000円の年会費を支払わなければならない(クラシックは1,250円)
- 電子マネーへのチャージではワールドプレゼントのポイントが付与されない
- キャッシング枠は海外での利用部分のみなので、国内では利用することができない
- 中小企業の法人のために作られたカードなので個人事業主では申し込みが不可
旅行傷害保険が手厚く、出張の多い方にとっては安心して飛行機に乗ることができます。
しかし、国内でのキャッシングができなかったり年会費が発生したりと、三井住友ビジネスゴールドカードにも幾つかのデメリットがあるので事前にチェックしておくべきです。
オススメポイントまとめ
高いステータスを得られたり、ビジネスサポートが豊富だったりという点が三井住友ビジネスゴールドカードのオススメポイントとなっています。
- 国内外の出張の回数が多い企業経営者
- 従業員が20名以下の中小企業の経営者
- ローコストでゴールドクラスのカードを持ちたい
上記に該当する方に三井住友ビジネスゴールドカードはピッタリです。
老舗の企業だからこそ信頼性は高いですし、アスクルサービスやDHLエクスプレスなどのビジネスサポートサービスも豊富なので是非一度申し込んでみてください。
[三井住友ビジネスカード]