さて本記事では、ネイルサロンの顧客管理をiPadを使って賢く管理する方法について解説しています。 顧客管理はお金をかければいくらでも方法はありますが、
私が今回ご紹介する顧客管理の方法は「無料」で出来る方法をご紹介していますので、予算を最低限に抑えたい方は是非参考にしてくださいね。
ネイルサロンの顧客管理とは?
ネイルサロンを経営していく上で、必ず顧客管理をしていかなくてはなりません。
ネイルサロンに来店したお客様の個人情報やどんなデザインのネイルをしたかなど、様々な顧客データを管理しながら保管していく必要があります。 今のご時世、顧客データが外部に漏れたりした場合は、相当な問題になってしまいます。 最悪の場合、倒産せざるを得ない状況まで発展する可能性もありますので注意が必要です。
そんな重要な顧客管理方法ですが、これから私がご紹介する顧客管理は有料版と無料版があります。 もちろん、高いお金を払えば立派な顧客管理ソフトウェアはいくらでもありますが、ネイルサロンほどの規模であれば無料のもので十分だと私は思います。
無料版と言っても大手Googleが提供するものですので、セキュリティ面には全くといって良いほど心配はありません。 一番の問題は管理する従業員の使い方ですので、しっかりと顧客情報が漏洩しないように管理していきましょう。
ネイルサロンの顧客管理方法は2種類
では早速、ネイルサロンの顧客管理方法を2種類ご紹介していきます。
主に有料版と無料版がありますが、上述したようにネイルサロンの顧客管理であれば無料版で十分です。
有料の顧客管理ソフトウェア
まず最初に、ネイルサロンの顧客管理方法として、有料版の顧客管理ソフトウェアから解説していきます。
美容室や病院などで使用されている顧客管理のソフトウェアは、基本的に有料です。 月額数万円を支払っている場合もあれば、初期費用で数百万円支払うものなど、有料版の顧客管理システムはとにかくピンキリです。 もちろん有料ですので、私たちが想像する機能は全て付いています。
例えば、ダイレクトメールを発送する際にボタンひとつで宛名シールが出せる機能や過去の来店データなど、現代社会が作り上げた完璧なものですので、何不自由なく操作することが可能です。
しかし、有料版となると月額1,000円程度であればそこまで気にすることはありませんが、月額数万円ともなると毎月の固定費になってしまいますので、今後削減することは不可能になってしまいます。
月額数千円程度で利用することができれば良いですが、ネイルサロンの規模であれば無料版で十分です。
無料で使える顧客管理方法
次に、ネイルサロンの顧客管理方法として、無料版の顧客管理ソフトウェアをご紹介していきます。
ネイルサロンの顧客は、小型店舗の月ベースで見ると約200人未満が妥当なラインです。 1日6名ほどのお客様を30日こなし、休日に少し増えたことを踏まえたとしても約190名ほどです。 その内リピーターが3割〜5割だとすれば、毎月約100名の顧客データが増えることになります。
これが多いか少ないかは別として、100名ほどであれば年間にして1,200名ほどですが、正直な話1,000名を超えると少々混乱する場合もありますが、それほどの業績になればそこで有料版を検討すれば良い話です。
実際には、紙ベースで用意したカルテに直接記入し、閉店後エクセルなどで管理しても何ら問題はないと思います。
しかし、ネイルサロンの顧客管理として一番欲しい機能と言えば「写真」ですよね? ネイルの施術が終わった後にお客様のネイルの写真を撮り、その写真データを保管することによりお客様が以前やったことのあるデザインなどを把握することができるので絶対に欲しい機能です。
想像してもらえればとても便利な機能であることが分かると思いますが、お客様に『前々回のネイルをベースにやりたい』と言われた場合でも、柔軟な対応ができます。
【ネイルサロンの顧客管理にはiPadが便利】
そういった写真機能を考慮した上で便利に賢く使える顧客管理できる方法が、「iPadを使用した顧客管理方法」です。
iPad自体は無料で手に入れることはできませんので料金はかかってしまいますが、顧客管理自体はiPadを使ってGoogleが提供している「GoogeApps」を使えば無料で使用することが可能です。
GoogleAppsは個人では無料ですが、法人などの事業関係は月額500円の有料版になってしまいます。 理想としては、最初のうちは個人名義の無料版を使い、落ち着いたら有料版のものにアップグレードするという感じです。 基本的にはiPadを使用するので、施術が終わったらそのiPadのカメラ機能を使ってお客様のネイルの写真を撮れば一石二鳥ですよね♪
そして、iPadで撮った写真をパソコンと同期すればいつでもパソコンに保存することができますし、iPadからその写真データを顧客管理のデータに直接添付することも難しいことではありません。
【GoogleAppsを使用した具体例】
iPadを使った顧客管理をする方法を具体的にご説明すると、マイクロソフト社が提供しているエクセルに似た、Googleの「スプレッドシート」というソフトを使って顧客管理データを作っていきます。
一番最初に、雛形さえ作ってしまえば、後は簡単です。 また、Googleのスプレッドシートは、クラウドで使用するので複数のiPadやパソコンからもログインして操作することが可能です。
更に、予約に関しても「Googleカレンダー」を使用して管理すると見た目も機能性も抜群です。
この予約のところに担当者の名前や顧客管理のデータファイルも添付することができますので、担当者が決まっていない時には、特に便利さを感じると思います。
まとめ
まとめになりますが、顧客管理ソフトウェアと聞くと少々資金のかかることのように感じますが、これからの時代はGoogleの機能を使うことで無料もしくは数百円程度で、セキュリティ面も使いやすさの面でも十分なものを利用することができます。
実際に私が経営していた複数店舗のネイルサロンの予約管理や顧客管理は、全てこのGoogleAppsを使用して行っておりましたので、何ら問題はありませんでした。 売上管理も複数の店舗管理者が同時に同ファイルにアクセスすることが出来ますので、手間も時間も省くことが可能です。
また、ビデオ会議やメール、チャット機能など、ネイルの予約を全ネイリストに一斉通知することも出来ますのでとても便利です。 あくまで私個人的な意見ですが、月額数万円出して有料の顧客管理ソフトを使うよりも、このGoogleAppsの方が断然機能性も価格帯も上だと思います。
になる方がいましたら、私の分かる範囲で回答しますので、TwitterのDMか問い合わせ欄よりお気軽にお問い合わせください。
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