さて本記事では、令和2年分(2021年3月)の確定申告で注意すべきことについて解説しています。 法人の場合は会計事務所を通じて処理すると思いますので、特に個人事業主やフリーランスの方は注意が必要です。
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令和2年分(2021年3月に申告)確定申告の期間
令和2年分の確定申告の期間は、以下になります。
地域によっては期間を拡大している場合もありますので、詳しくは管轄の税務署にてご確認ください。 2020年は、新型コロナウイルス関連の給付金等もあり、計上が必要なもの(課税対象)と計上が不要なもの(非課税)がありますので注意が必要です。
また、個人事業主だけでなく、サラリーマンの方も年間50万円以上の一時所得がある場合には、確定申告をする必要がありますのでご注意ください。
新型コロナ関連で得た給付金等の中で、計上が必要なものと不要なもの
2020年は、国民一律給付の特別定額給付金や、事業者に対する給付金の持続化給付金、家賃支援給付金など、多数課税対象となるものがあります。 基本的に課税対象となるものについては、確定申告の際にきちんと申告し、相応の税金を納める義務があります。
今年初めて確定申告をする方は、特に間違いのないようご注意ください。
計上が必要なもの(課税)
- 持続化給付金
- 家賃支援給付金
- 都道府県の休業・時短要請協力金
- 雇用調整助成金
- 小規模事業者持続化補助金
- キャッシュレス還元等のキャッシュバック
- マイナポイント
- GoToキャンペーン
- 地域共通クーポン
- その他補助金等
例えば、ビジネスホテルの宿泊代、研修旅行という名のプライベート旅行など、全て金額がズレることなく計上することをおすすめします。
また、会計ソフト等での勘定科目においては、「雑収入」で問題ないようですが、備考欄に詳細が分かるように記載しておくと尚良いそうです。
計上が不要なもの(非課税)
- 特別定額給付金
- 緊急小口資金
- 総合支援資金
とは言っても、個人事業主やフリーランスの場合、同一の口座で管理していることがあると思いますが、そんな時は以下のように処理をすれば問題ないそうです。
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
普通預金 | 100,000円 | 事業主貸 | 100,000円 | 特別定額給付金 |
融資の記載も忘れずに
確定申告をする際には、融資の記載も忘れずに行うようにしましょう。 ただし、事業用で借り入れたものに限ります。個人の生活費のために借り入れたローンなどは対象外です。
- 日本政策金融公庫や銀行などからの事業用借入は【必要】
- 個人の生活費等のために借り入れたローンは【不要】
- 緊急小口資金や総合支援資金は【不要】
また、利息においては経費対象となるため、確定申告時に計上することができます。 こちらに関しては、以下サイトにて詳しく解説されていますので、是非ご参考ください。
参考 確定申告で借入金はどう扱う?経費にできないってホント?ビマケ個人事業主の確定申告は「やよいの青色申告オンライン」がおすすめ
個人事業主やフリーランスの方の確定申告は、「やよいの青色申告オンライン」がおすすめです。
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まとめ
まとめになりますが、令和2年度分の確定申告は、新型コロナウイルス関連の給付金もあり、計上漏れがないようご注意ください。 特にコロナ関連の給付金は、政府がいやいや出したお金ですので、不正受給や申告漏れには非常に敏感に反応することが考えられます。 確定申告が始まる前に言うのもなんですが、今年の夏くらいにはニュースで取り上げられることも多々出て来ると思いますよ…。
まだ期間はありますが、確定申告は期日内に早めに済ませるようにしましょう!