さて本記事では、マツエクサロンを開業して失敗する原因について解説しています。 また、失敗しない為の事前準備についても解説していますので、マツエクサロンを開業予定の方、現在マツエクサロンの経営で伸び悩んでいる方は是非参考にしてくださいね!
マツエクサロンを開業して失敗する2つの原因
まつげエクステは、原価が安いので「=儲かる」と考えている方が多いですが、これはあくまで集客ができればの話です…。 集客ができなければ売上は上がりませんし、そもそも経営していくことができません。
私自身も過去にマツエクサロンのオーナーとして経営していたことがありますが、オープン当初は良いんですよ…。 しかし、その後継続して稼ぐのが難しいんですよね…(汗) 以下、私自身がマツエクサロン経営時代に失敗した2つの原因を記載していきます。
失敗1:集客できない(お客様が来ない)
まずは、集客できないことです。
集客ができないということはお客様が来ないことですので、売上にならないのでスタッフの給料どころか家賃を払うのも一苦労です。 オープン当初は割引キャンペーンを実施したり、お客様も物珍しく来店するのですが、その後に繋げるのが難しいんですよね…。 でもこれって、施術者のスキルが低い、あるいはお客様に十分満足させられなかったという結果論なんですよね…(汗)
また、マツエクに限っては施術者とお客様との間で信頼関係がとても重要ですので、既に別のサロンに通っているお客様を呼ぶのが難しいのも事実です。
ですので、まずは「お試し」という意味でも、とにかく来店してもらうことが重要です。 その後、完璧なスキルでリピーター客として囲うのが理想です。
失敗2:施術スタッフが集まらない
続いて、施術スタッフが集まらないことです。
これに関しては、私自身本当に苦労しました…(汗) 私自身が美容師免許を所持していて、なおかつマツエクのスキルがあれば良かったのですが、あくまでオーナーなのでスタッフありきの経営に問題があったんですよね…。 一応求人募集も頻繁に行っていましたし、給料もそこそこの数字を提示していたのですが、思ったよりも応募は来ませんでした。
世間的にどうなのかは分かりませんが、特に美容師免許を取得したばかりの方は美容室に就職しますのでそもそも応募して来ない、逆に一度美容室をリタイアした方のほうが多かった印象です。 しかし、マツエクのスキルを身に付けていないただの美容師なので、現場で働けるまでには時間もかかるといったように、とにかく施術スタッフを集めるのが大変でした。
やはりオーナー兼アイリストとして経営するのが一番理想ですし、スタッフにおいても無理に雇用せずに徐々に教育をしながら増やしていかなければ、お客様も満足してくれません。
マツエクサロンの経営を失敗しないための事前準備
では、マツエクサロンの経営に失敗しないためにはどうすれば良いのか? 以下、私自身が経験して分かった事前準備をご紹介していきますので是非ご覧ください。
豊富な資金を確保できてから開業する
まずは、豊富な資金を確保できてから開業することです。 別記事の「マツエクサロンオープン時に必要な開業資金まとめ!融資を受ける方法も解説」でも解説していますが、開業資金の目安はおおよそ400万円〜600万円です。 それも融資なしで自己資金で用意できるのが理想です。
確かに、自己資金30万円程度でマツエクサロンを開業することも可能ですが、だから失敗するんです…。 豊富な資金があれば生活はできますし、スタッフの給料も遅れることなく払うことができます。
また、資金があれば宣伝広告や設備投資もできますので、オーバーに言えば怖いもんなしですね…。 中々自己資金で500万円を用意することは難しいですが、失敗しないためにはとにかく重要なことです。
十分なスキルを磨いてから開業する
続いて、十分なスキルを磨いてから開業することです。 十分なスキルというとあまりにも雑な表現になってしまいますが、分かりやすく言えばサロン勤務時代に多数の固定客を確保できている状況です。
- 毎日1名以上の指名客・リピーター客がいる
- 新規顧客を50%以上の確率でリピーター客に繋げることができる
項目 | 来店客数 | 売上 |
リピーター客 | 25名×客単価5,000円 | 125,000円 |
新規客 | 15名×客単価4,000円 | 60,000円 |
▼翌月 | (185,000円) | |
リピーター客 | 33名×客単価5,000円 | 165,000円 |
新規客 | 15名×客単価4,000円 | 60,000円 |
▼翌々月 | (225,000円) | |
リピーター客 | 41名×客単価5,000円 | 205,000円 |
新規客 | 15名×客単価4,000円 | 60,000円 |
(265,000円) |
あとはご自身の限界を決めて、どこまで予約の枠を設けるのかにもよりますが、開業後はリピーター客を増やしていかなければ安定した経営は難しいです。
このように、「施術スキル=お客様の満足度」となりますので、リピーター客に繋げることができないということは、そもそもの施術スキルに問題があるということになりますので、開業前にスキルを磨くことが重要です。
まとめ
まとめになりますが、マツエクサロンを開業後に失敗してしまう原因は、集客とスタッフの雇用が大きな要因です。
どこぞのコンサルは、立地だのデータだの言いますが、そもそもコンサルって詐欺師みたいなものですからね…。 何を根拠にものを言っているのか分かりませんが、少なくとも私が盛んに美容サロンを経営していた時には一切コンサルからの調査依頼は来ていません。
まずは、サロンの勤務時代に経営ノウハウを身に付け、さらに資金とスキルを確保できれば成功する確率は上がります。
ただし、美容業界の流行り廃りの速度は著しく早いのも事実です。 マツエク一本だけでなく、眉毛エクステのメニューを追加したり、ネイルのメニューを増やしたりしてお客様の利便性を追求するのも成功させるためには不可欠だと私は思います。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。