昨今、新型コロナウイルスの影響で経済は著しく低迷し、併せて国家の不甲斐ない対応に世間は困惑を隠せない状況です…。 特に、GoToキャンペーンは失敗に終わり、おそらく今後も継続することが予想されますが、そのせいで感染者は増える一方、国民に対して補償は出さないというなんとも無責任な国の対応に嫌気が差しますよね…。 ですが、そうは言っても起業するしないは個人の判断ですし、コロナ禍だからこそ成功する事業もたくさんあります。
そこで本記事では、コロナ禍で起業することは「アリ」なのか?について、私個人的な意見を元に解説していますので是非ご覧ください。
コロナ禍で起業は「アリ」なのか?
コロナ禍で起業は「アリ」なのか?個人的に、基本は「ナシ」だと考えています。
というのも、どの業種で起業するのかによっても大きく変わりますが、飲食店などを新たに開業する、あるいは開業することが予定されている場合、諦める、もしくは時期を延期するのが妥当だと私は思います。 既に飲食店を経営していて、「コロナ禍だから」という理由でテイクアウト(お弁当販売)を始めるのとは訳が違いますからね…。
また、コロナに影響しない業種での開業は「アリ」だと思いますが、コロナが流行る以前よりも個人、企業共に財布の紐が堅くなっているのは事実です。
やはり、大手や大手に近い中小企業でさえも悪戦苦闘している現在、新たに起業することは無謀といっても過言ではないでしょう。
コロナ禍でどういった業種が儲かるのか?
コロナ禍でどういった業種が儲かるのか?やはり生活に必要なもの、または感染拡大に影響のないものが良い傾向にあります。
以前ニュースで耳にしたことがありますが、2020年冬のボーナスについて、軒並み減少、あるいはナシという企業がある中で、コロナ禍で儲かった企業は例年以上のボーナスが支給されたという事もあるようです。 例えば、フェースシールドを販売する会社やアルコール消毒を販売する会社など、どこに行っても消毒液が置いてあるこのご時世かなり儲かっていることが伺えます。
また、ここ半年間の傾向をみると、自宅でご自身でできるセルフ商品が群を抜いて儲かっていますね。
かりやすく解説すると、以下のようなことです。
- 飲食店に行く→テイクアウト・デリバリーを頼む
- ネイルサロンに行く→自宅で自分でネイルをする
- 脱毛に行く→自宅で自分で処理をする
- ジムに行く→自宅で頑張る
このように、新型コロナの感染防止に繋がるものは需要があり、今後も右肩上がりで業績が良くなることが想像できますよね。 ですが、これらはあくまで大手や大手に近い中小企業ができることで、起業したばかりの小さな会社が太刀打ちできるほど、世の中甘くはありません。
やはりコロナ禍にわざわざ危険を冒してまで起業する意味はないですよね…。 [quads id=2]
起業を控える方が優先してすべきこと
将来起業を考えている方、または起業を控える方が優先してすべきことは、確実なデータ収集と資金の確保です。
コロナの影響でどのような業種がダメになり、どのような業種が儲かっているのかを調査することはもちろん、もう少し細かなデータを収集することが非常に大切です。
また、飲食店を開業する場合には、コロナの自粛要請で人の行き来が減少している地域、つまり国の要請を素直に聞く地域などを調査することも重要です。
さらに、起業資金の確保はそれ以上に重要です。 世間は倒産しない為の資金調達の動きが活発で、創業融資についてはどちらかと言えば消極的です。
可能な限り自己資金で開業できるよう、今は貯蓄することに尽きます。
まとめ
まとめになりますが、あくまで私個人的にですが、やはりコロナ禍での起業はあまりにも無謀です…。
せっかく起業準備をしていたにも関わらず、コロナのせいで延期した方も大勢いると思いますが、当然今は起業するタイミングではありません。 よほどの自信と確実な取引先があれば別ですが、これから取引先を見つけて行こう程度の状況では、到底先は見えています。
今はとにかく踏ん張り、入念な準備をしてコロナの感染状況と世の中の経済を見ながらタイミングを見計いましょう!