本記事では喫茶店やカフェで独立・開業したい方や本格的にコーヒーを学びたい方向けに、コーヒーの資格について解説します!おすすめのコーヒー関連資格も紹介しますので、ぜひ参考にしてみましょう。
コーヒーの資格とは
コーヒーの資格とは、コーヒーの知識に優れ、おいしく淹れる技術を有する人材でであることを認定する民間資格です。
企業や財団法人などの団体が主催しているので、公的な資格ではありません。したがって、コーヒーの資格がなくても、カフェやコーヒー豆販売会社などで働くことは可能です。
しかし、確かな知識と技術を有する証拠となりますから、就職にも有利になりますし、職場での活躍の幅も広がるでしょう。このため、従業員にコーヒーの資格取得を奨励する企業も多いのです。
もともと日本人は、日本茶が日常的な飲み物でした。しかし欧米化が進み、現在はコーヒーが浸透しています。街には数多くのカフェが営業しており、誰もがコーヒーを気軽に楽しんでいます。好みのコーヒー豆を購入して、自分でコーヒーを淹れている方も多いでしょう。
コーヒーは、とても大きな市場に成長しました。このような状況を背景に、カフェなどの飲食業界で働くプロは、もっと専門的な知識を深めたいと思っています。他店と差を付けて経営を成功させるためには、専門的な知識が必要だからです。
その一方で、コーヒーが趣味という、一般の人も少なくありません。このような方は、コーヒー関係の仕事に就くわけではないけれど、趣味を楽しむために知識や技術を身に付けたいと思っていることでしょう。
コーヒーは食文化の一つとして、日本にも深く根付いています。仕事にもプライベートにも生かせる趣味として、プロからも一般消費者からも、コーヒーの資格は大きな注目を集めているのです。
コーヒーの資格には、基礎講座から、プロ向けのハイレベルな講座まで、さまざまなものがあります。自分のレベルや目的に適した資格を選ぶことが大切です。
自分に適した資格を選ぶためには、目的を明確にしましょう。そして、自分の知識や技術のレベルがどの程度なのかを、客観的に把握しておくこともポイントとなります。自分の知識は初心者・中級者・上級者のどのレベルなのかを見極めましょう。そして、プロになるためか、趣味として楽しむためかなど、目的によっても取得すべき資格は異なってくることでしょう。
コーヒーは産地や焙煎度、淹れ方など、さまざまな条件によって味が変化します。コーヒー豆の産地や種類、焙煎の強度、抽出技術など、学ぶことはたくさんあります。さらには、牛乳やチョコレートなどを加えてのアレンジや、コーヒーに合うスイーツなど、とても奥が深い世界です。学べば学ぶほど、新たな発見が得られることでしょう。新しい知識の発見や、技術の取得のために、大いに役立つのが資格です。
コーヒーの資格のメリット
コーヒーの資格を取得するメリットは、たくさんあります。その中でも、主なメリットをみていきましょう。
コーヒーの専門的な知識や技術が身につく
必要な知識が、正しく学べることが最も大きなメリットです。
資格を取るためには、体系的な勉強が不可欠です。スクールで学んだり、専用のテキストやDVDなどで学ぶことになります。講師やテキストの監修は、すべてプロの専門家です。このため、正確な専門知識を、効率良く学ぶことができるのです。
特に初心者にとって、専門家が必要な知識をわかりやすく解説してくれる講座を受けられるのは、大きなメリットとなることでしょう。
コーヒーのスペシャリストとして信頼される
コーヒーの専門家として、客観的な証拠となるのも大きなメリットです。
コーヒーの専門知識や技術を持っていても、そのことを相手に伝えるのは、なかなか難しいものです。しかし、資格があれば、そのことがすぐに伝わるでしょう。
第三者に対して、自分の知識を証明する証拠となるのが資格です。特に難易度の高い資格は、コーヒーのスペシャリストである証明となります。コーヒー関連の仕事で、頼もしい味方となってくれます。
飲食店はもちろんですが、コーヒー豆の輸入・販売会社や飲料メーカーなど、コーヒー関連企業への就職の際に、資格は大きなアピールポイントとなることでしょう。
カフェ経営などに有利
コーヒーの専門知識は、カフェ経営にも役立ちます。コーヒーの資格の中には、「カフェオーナー経営士」のように、カフェ経営について学べるものもあります。
現在カフェを経営しているオーナーはもちろんのこと、将来、カフェ経営を計画している方は、取得をおすすめします。
同時に、飲食店開業に必ず必要な資格「食品衛生責任者」も取得しておきましょう。
おいしいコーヒーを淹れる技術が身につく
コーヒーは豆の種類、焙煎、抽出の仕方によって、味が異なります。それぞれの特徴を知らなければ、おいしいコーヒーを淹れるのは難しいのです。資格取得の勉強をする過程で、コーヒー豆の主催や産地、栽培方法、焙煎、抽出、さらにはコーヒーカップの選び方まで、必要な知識が得られます。
資格を取得すれば、TPOや好みに合わせたおいしいコーヒーを淹れる技能が身につきます。カフェ経営などの仕事にも生かせますし、趣味としてコーヒーを楽しむ方にとっても、大きなメリットとなることでしょう。一人だけのくつろぎタイム、家族や恋人など、大切な人と過ごすコーヒータイム。そして、お客様を招いてのパーティーでも、美味しいコーヒーでもてなす技術は、大いに役に立ちます。
コーヒーの資格は独学で取得できる?
独学で、コーヒーの資格を取得したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
独学のメリットは、費用が節約できること。そして、自分のペースで勉強を進められることです。
コーヒーの資格についても、独学で取得できるものがたくさんあります。独学では、書籍やインターネットからの情報が主体。またセミナーや、カフェ主催のイベントに参加するのもおすすめです。
スクールに通いたいけれど、仕事や子育てなどで時間が作れないという方は、独学で学ぶのもおすすめです。趣味で資格を取得するなら、独学でもほとんど問題はないでしょう。
しかし、注意したい点もあります。それは、独学では目当ての資格が取れないことがあることです。独学はどうしても、勉強期間が長くなりがちです。途中で挫折しやすいのがデメリットです。
独学では、指導者がいません。自己流で学ぶしかなく、体系的に知識を得るのが困難なのです。このため、最短距離で資格取得の勉強ができず、非効率になってしまうことがあります。その知識が、資格取得に必要なのか不要なのかの判断がつきにくいため、不要な知識の修得に時間を割いてしまうことが多々あります。資格を取得するまでに、必要以上に時間がかかるのは、このためです。
趣味なら、独学で寄り道をしながら学ぶのも楽しいでしょう。しかし、仕事に生かすなら、最短距離で効率良く学ぶべきです。特にプロ向けの高度な資格は、スクールで体系的に学び、専門家から直接指導を受ける方が早道で確実です。
近年はタブレットやパソコンなどインターネットを活用して、自宅で学ぶスタイルが普及してきました。コーヒーの資格も、通信教育を利用する口座が多数あります。これらを活用されてはいかがでしょうか。
コーヒーの資格は最短でどれくらいで取得できる?
コーヒーの資格を取得する期間は、難易度や受験資格などによって異なるので、一概にはいえません。
ある程度の知識がある場合、1週間程度の勉強だけで合格できるケースもあるでしょう。また、1日~2日だけ講習会を受講すれば、証明書が発行される資格もあります。
一方、高度で専門性の高い資格は、基礎的な資格からレベルアップするものが多く、数年かけて取得するケースもめずらしくありません。
しかし、一般的には、6か月~1年が目安です。初心者向けの基礎講座であれば、3~6か月。中級者なら6か月~1年。上級者なら、1年以上かけるのが一般的です。
コーヒーは奥が深く、トレンドも目まぐるしく変わります。普遍的な基礎知識や基本となる技術に加え、常に新しい情報を仕入れることも大切です。また、おいしいコーヒーを淹れる技術は、一朝一夕では身につきません。日々の努力があってこそです。自分に適したペースで学んでいきましょう。
コーヒー資格でできる仕事
コーヒーの資格は、さまざまな分野で活用できます。最も一般的なのは、カフェでしょう。カフェなどの飲食業界で、バリスタとして活躍できます。
おいしいコーヒーを求めて訪れるお客様を、満足させる知識と技術があれば、カフェや喫茶店、コーヒー専門店などで働く際に有利です。
また、高級レストランやホテルなどでも、コーヒーの資格は役立ちます。高級志向の飲食店では、コーヒーの質と味にもこだわるからです。
ソムリエがワインの専門家であれば、バリスタはコーヒーの専門家です。バリスタやコーヒーマイスターなどの資格があれば、コーヒーのプロとして、高品質なサービスが提供できます。おいしいコーヒーを淹れるのはもちろんのこと、魅力的なメニュー作りなど、売り上げアップにも貢献できます。
カフェや飲食店での勤務だけでなく、カフェのオーナーを目指している方にも、資格は力強い武器になります。自家製ブレンドやアレンジカフェ、コーヒーに最適なスイーツや食事のメニューなど、理想のお店作りに、コーヒーの知識は欠かせないからです。
また、コーヒー焙煎士として、豆の販売部門で活躍することも可能です。コーヒー豆は、そのままでは使えません。焙煎する必要があります。焙煎技術によって、コーヒーの味は大きく左右します。とても繊細で奥深い作業といえるのです。
コーヒーの資格があれば、焙煎についても学べます。おいしいコーヒー豆を、販売を通じてお客様に喜びを与えることができます。
店舗ではなく、メーカーに勤務して力を発揮する道もあります。飲料メーカーでは、次々にコーヒーの新商品を開発しています。コーヒーの資格があれば、その知識や技能を、仕事に直接生かすことができます。商品企画や開発、営業など、社内のさまざまな部署で活躍が期待されることでしょう。
同様に、コーヒー豆を取り扱う商社でも、資格を生かすことができます。現状、日本で流通しているコーヒー豆の大半が、輸入に頼っています。
良いコーヒー豆を安定した価格で輸入するためには、コーヒー豆の原産地や種類、現地での栽培方法など、さまざまな知識が欠かせません。ここでも、コーヒーの資格が役に立つのです。アフリカや南米、南アジアなど、さまざまな国を股にかけて、商社マンとして活躍する夢が広がります。
講師として活躍する
このほかにも専門知識を生かして、スクールやセミナーなどで、講師として活躍することもできます。自宅でコーヒー教室を開くのもおすすめです。また、ユーチューブでコーヒー講座を配信すれば、ユーチューバーとして有名になることも夢ではありません。
コーヒーの資格の費用相場
資格取得の費用も、資格の種類などによって、低価格のものから高額のものまでさまざまです。
受験料が1500円程度の資格もありますが、スクールや講座で勉強する場合は、3万円~20万円が必要です。相場としては5万~8万円程度といったところでしょうか。詳しい費用は、おすすめのスクールの章にも記載していますので、参考にしてください。
【初心者向け】コーヒーのおすすめ資格
コーヒーについてほとんど知らない、自分でコーヒーを淹れたことがない方も多いでしょう。初心者でも安心して学べる基礎講座と、資格についてみていきましょう。
コーヒープロフェッショナルの特徴
資格名 | コーヒープロフェッショナル |
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運営協会・団体 | 一般社団法人日本技能開発協会 |
学習期間 | 特になし |
試験・学習範囲 | テキスト教材参照 |
講座受講費用 | テキスト教材+試験 60,500円 テキスト教材+試験(付属品無し)49,500円 |
受験費用 | 試験のみ 11,000円 |
受験資格 | 特になし |
受験場所 | 在宅 |
教材 | テキスト・問題集 |
材料・道具・機器 | 効き豆セット・コーヒーミル(テキスト教材+試験コース) |
コーヒープロフェッショナルは、日本技能開発協会が主催する、初心者向けの資格です。
受験資格は特になく、誰でも受けられます。試験内容は、筆記試験のみ。択一式と記述式の問題が30問出題され、70点以上で合格となります。試験は自宅で好きなときに受けることができ、試験会場に足を運ぶ必要はありません。
受講内容は、コーヒーの歴史からコーヒーの木や豆についてなど。コーヒーのプロフェッショナルに必要な知識をみっちりと学びます。さらに、コーヒーの淹れ方についての、基本的な技術も身につきます。
コーヒープロフェッショナルの資格は、予算などに合わせて、3つのコースが用意されています。
1つ目は、テキストと「効き豆セット・コーヒーミル」と試験がセットになったコース。料金は、6万500円です。
2つ目は、テキストと試験がセットになったコース。料金は、4万9500円です。
3つ目は、試験だけのコース。料金は、1万1000円です。
申し込みは、インターネットの専用フォームから行います。申し込み後、テキストや教材、問題集、添削課題。そして、試験の答案用紙が送られてきます。
自宅で好きな時間に勉強ができるだけでなく、必要な知識が身についたら、その場で試験が受けられるのが特徴。
添削課題や問題集もありますから、力試しをしながら、勉強を進めていきましょう。自分のペースで勉強できるのも、メリットです。十分な知識が得られたら、好きなタイミングで試験を受けましょう。
試験を終えたら、答案用紙を郵送します。その後、メールにて試験結果が通知されます。合格すれば、2~3週間程度で資格認定証が送られてきます。
もし不合格であっても、再受験料の5000円を支払えば、何度でも受験が可能です。
コーヒースペシャリストの特徴
資格名 | コーヒースペシャリスト資格 |
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運営協会・団体 | 一般社団法人 日本能力教育促進協会(JAFA) |
学習期間 | 約1ヶ月 |
試験・学習範囲 | コーヒースペシャリスト資格取得講座参照 |
講座受講費用 | 月3,980円もしくは月38,500円(税込) |
受験費用 | 講座費用に含まれる |
受験資格 | 同協会指定の認定機関が行う講座にて、認定機関指定の方法で受験を申し込んだ方 |
受験場所 | 在宅 |
教材 | テキスト、オンライン教材 |
材料・道具・機器 | 不明 |
コーヒースペシャリストは、一般社団法人 日本能力教育促進協会(JAF)が主催し、フォーミーが認定を行っている資格です。
フォーミーは、通信教育サービスを手がける企業。スマホで手軽に資格が取得できると、人気です。日本能力教育促進協会は、資格認定や能力開発セミナーなど、人材育成を手がける一般社団法人。どちらも信頼性の高い団体です。
資格の内容は、コーヒーの知識と技術の習得を目指すカリキュラムとなっています。
コーヒー豆や焙煎などの違いから生まれる風味の差など、コーヒーに関するさまざまな知識。そして、コーヒーの淹れ方、ラテアートやデザインカプチーノの作り方、ブレンディングなど、おいしいコーヒーを提供するための技術。コーヒーとマッチするスイーツやフードのレシピなど、コーヒーの専門家とて活躍するための、知識が学べます。
趣味として学ぶ方はもちろんのこと、将来就職やカフェ開業を目指す方にとっても役に立つ、実践的な内容となっています。
試験は、フォーミーの講座を受講後、好きなタイミングで、いつでも自宅にて受験できます。まずは、フォーミーに講座の受講を申し込みましょう。
分厚くて重いテキストを持ち歩かなくても、スマホやタブレット、パソコンから、好きな時間に、いつでもどこでも受講できます。ウェブデザインのノウハウを駆使した教材は、画像が豊富で、カラフル。とてもわかりやすいように、工夫されているのも特徴。楽しみながら勉強できると評判です。
受講料は、3万8500円。また、フォーミーの他の講座も受講できる「学び放題プラン」なら、 月額3980円となります。
自由に学んで好きなタイミングで受験できますが、勉強期間の目安は約1か月です。
おうちdeカフェコースの特徴
資格名 | なし |
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運営協会・団体 | 株式会社ユーキャン |
学習期間 | 最大8ヵ月 |
試験・学習範囲 | ペーパードリップやコーヒーのマナー、ブレンドなど |
講座受講費用 | 39,360円 |
受験費用 | なし |
受験資格 | なし |
受験場所 | なし |
教材 | テキスト、DVD |
材料・道具・機器 | コーヒー豆 |
おうちdeカフェコースは、コーヒー専門教育機関である「UCCコーヒーアカデミー」の監修による、通信教育で有名なユーキャンが実施する資格です。
UCCコーヒーアカデミーは、UCC上島珈琲が日本で初めて設立した、コーヒーのスペシャリストを養成するための教育機関。優れた専門性が、国内外から高く評価されています。UCCコーヒーアカデミーの教育ノウハウをもとに、自宅でコーヒーの知識や技術が身につくように考え出されました。信頼できる教育機関が監修したカリキュラムが受けられるのが、おうちdeカフェコースの大きなメリット。
受講内容は、基礎知識から本格的な技術まで。ペーパードリップの入れ方からスタートし、コーヒーとフードのマリアージュ理論へと移ります。コーヒーと相性のいいスイーツについて、学びましょう。また、モカジャバやアイリッシュコーヒーなど、おしゃれなカフェメニューの作り方も学べます。
UCC独自の教育技術をベースとした、信頼できるカリキュラム。この資格を取得すれば、毎日のティータイムが、最高のくつろぎ時間となることでしょう。また、ホームパーティーでも一目置かれるに違いありません。
受講期間は4か月ですが、8か月まで受講が可能。料金は3万9000円となっています。
ユーキャンのWebサイトから申し込むと、テキスト、副教材のDVD、珈琲手帖、ガイドブック、コーヒー豆が送られてきます。また、わからないことがあれば、1日3回まで質問できます。
J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター3級の特徴
資格名 | J.C.Q.A.コーヒーインストラクター3級 |
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運営協会・団体 | 全日本コーヒー検定委員会 |
学習期間 | 特になし |
試験・学習範囲 | 入門編的なコーヒーの知識と鑑定技術 |
講座受講費用 | 1,500円 |
受験費用 | なし |
受験資格 | 特になし |
受験場所 | なし |
教材 | 不明 |
材料・道具・機器 | 不明 |
J.C.Q.A(全日本コーヒー商工組合連合会)が認定する資格です。コーヒーインストラクターは1級・2級・3級の3つのコースがありますが、その中でも3級は、最も基礎的な資格となります。
コーヒーに興味がある初心者を対象とした入門的な検定資格なので、講習会を受講するだけで、資格が取得できます。
趣味としてコーヒーを楽しみたい方はもちろんのこと、将来は2級、1級へとレベルアップしたい方にとっても、3級で基礎的な知識を学ぶのは役に立ちます。
3級を取得しなくても2級を受けることは可能ですが、どんな分野の勉強も基礎をしっかりと学ぶことが大切。まったくの初心者であれば、3級で基礎的な知識を身に付けると、今後の理解がスムーズに進むのではないでしょうか。
J.C.Q.Aは、日本で初めてコーヒーの認定試験を設立した、伝統ある団体。ビギナーが最初に取得する資格としておすすめです。
注意したいのは、J.C.Q.Aが「コーヒーインストラクター3級」の検定試験を、直接行っていないことです。検定試験は、J.C.Q.Aに加盟する企業が、独自に開催しています。このため、講習会の開催日時や会場などは、各企業によって異なります。J.C.Q.AのWebサイトから加盟企業や、講習会の日程などを確認しましょう。
検定のための講習会受講料は、1500円。講習会を受講すれば、「コーヒーインストラクター3級」の認定証が交付されます。
とてもリーズナブルで、独学の必要も特にありません。講習会で学んだ内容をきちんと理解できる方であれば、誰でも資格が取得できます。
\講習会に申し込む/
※コーヒー関係の仕事を目指すなら!
JSFCA認定コーヒーソムリエの特徴
資格名 | コーヒーソムリエ |
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運営協会・団体 | 日本安全食料料理協会 |
学習期間 | 特になし |
試験・学習範囲 | コーヒーの歴史、豆の種類、ラテアートなど |
講座受講費用 | なし |
受験費用 | 10,000円 |
受験資格 | 特になし |
受験場所 | 在宅 |
教材 | なし |
材料・道具・機器 | 不明 |
コーヒーソムリエとはコーヒーをおいしく淹れる知識や技術に優れており、それを実際に生かせる、コーヒーの専門家です。
豆の種類や焙煎、抽出方法はもちろんのこと、コーヒーにマッチするフード、コーヒーカップの選び方、おいしいコーヒーの提案・アドバイス、健康に良いコーヒーの飲み方など、コーヒーに関するあらゆる知識が求められます。
JSFCA認定コーヒーソムリエは、そんな専門的な知識を有することを証明する資格なのです。
試験では、コーヒーの歴史やコーヒー豆の知識、コーヒーの入れ方、ラテアート、コーヒーカップの種類まで、幅広い内容が出題されます。でも、基礎的な知識ですから、それほど難しい試験ではありません。70%以上正解すれば、合格です。
受験の申し込みは、Webサイトから行います。試験は、自宅で実施。試験日程は、申し込んだ日によって異なります。受験料は1万円です。
まったくの初心だけど、コーヒー関連の仕事がしたい!そんな方におすすめ。コーヒー関連の事業は日本だけでなく、世界で注目されています。コーヒーソムリエの資格は、就職や転職で自分の能力をアピールする際に役立ってくれるでしょう。
もちろん趣味として、毎日のコーヒータイムを楽しみたい方にも、おすすめの資格です。
日本創芸学院認定コーヒーコーディネーターの特徴
資格名 | コーヒーコーディネーター |
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運営協会・団体 | 株式会社日本創芸教育 |
学習期間 | 6ヵ月 |
試験・学習範囲 | コーヒーの淹れ方、ラテアート、開業ノウハウなど |
講座受講費用 | 70,400円 |
受験費用 | なし |
受験資格 | 特になし |
受験場所 | 自宅 |
教材 | テキスト、DVD |
材料・道具・機器 | ドリッパー、ペーパーフィルター、レンジサーバー、電動コーヒーミル、コーヒー豆など |
日本創芸学院認定コーヒーコーディネーターは、コーヒーに関する知識と、おいしく淹れる技能を身に付けたことを証明する資格です。
主催は、通信教育で40年以上の歴史を有する日本創芸学院。また、日本通信教育振興協会が社会教育法などに基づいて認定する「生涯学習奨励講座」にも指定されている信頼できる資格です。
初心者でも安心して学べるよう、コーヒー豆の知識から、焙煎、そして抽出方法まで基礎・及び実践的な知識を学びます。講座を受講すると、プロ級のおいしいコーヒーの淹れ方が身につきます。アレンジコーヒーやラテアート、エスプレッソの作り方、カフェ経営についても学べるのも特徴です。
講座を修了すると、「コーヒーコーディネーター」の資格が取得できます。資格を活かして、カフェなどの飲食店の開業、バリスタ、コーヒー教室の講師など、さまざまな分野で活躍に役立つ、実践的な内容となっています。
40年以上の実績によって培った、通信教育のノウハウを駆使し、自宅でもコーヒーについてしっかりと学べるよう工夫されているのも特徴です。教材はテキスト4冊、DVD3巻、ガイドブック、コーヒー実習用セット。このほか課題問題用紙、通信票(成績を記入する通知票)、質問用紙、課題や質問を送付する封筒もセットになっています。
専門家の監修によるテキストとDVDを使って、コーヒーの知識や技術を体系的に学べるよう工夫されており、カリキュラムは4段階に分かれています。課題も用意されており、学科、実習それぞれ4回、計8回の課題を提出しなければいけません。
課題は、専門家が厳しく審査。正しい知識が身についているかをチェックしてくれます。また、分からないことは、何度でも質問できるなど、きめ細かな指導が受けられるのも特徴です。
受講期間は6か月で、料金は7万400円。Webサイトから申し込み可能です。
【中級者向け】コーヒーのおすすめ資格
初心者向けの知識を一通り身に付けている方は、ワンランク上の中級者向けの資格取得を目指しましょう。
UCCドリップマスターの特徴
資格名 | UCC匠の珈琲講座 ドリップマスターコース |
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運営協会・団体 | 株式会社ユーキャン |
学習期間 | 最大8ヵ月 |
試験・学習範囲 | ペーパードリップ、フードとのマリアージュ、ブレンドなど |
講座受講費用 | 69,600円 |
受験費用 | なし |
受験資格 | 特になし |
受験場所 | 自宅 |
教材 | テキスト、DVD |
材料・道具・機器 | 細口ポット、ドリッパー、サーバー、ミル、デジタルスケール、ペーパーフィルター、コーヒー豆 |
UCCドリップマスターは、UCCコーヒーアカデミーが監修し、ユーキャンが運営する通信講座「【UCC匠の珈琲講座】ドリップマスターコース」で学ぶと、取得できる資格です。
UCCコーヒーアカデミーは、初心者向きからプロ向きまで、さまざまなスクールを開催しており、UCCのコーヒーノウハウが学べるスクールです。そして、UCCコーヒーアカデミーの通信講座部門を担当しているのが、ユーキャンです。
「【UCC匠の珈琲講座】ドリップマスターコース」は、自宅でコーヒーの知識や技能を学びたい向けの講座・資格となっています。
コーヒーアカデミーの講師の解説による専門的な知識が、自宅に居ながらにして学べるのが特徴です。自分のペースで学べることと、権威のあるUCCの監修であることがメリットといえるでしょう。
受講内容は主に、ペーパードリップの淹れ方が中心。プロに負けない本格的なドリップコーヒーを淹れる技能や、知識が身につきます。
教材は、テキスト3冊、副教材としてDVD2巻、「UCCコーヒー博物館」、「UCCコーヒー博物館紹介」、珈琲手帖、ガイドブック。さらに、ポットやドリップサーバーなどの実習道具、新鮮なコーヒー豆6種類もセットになっています。
講座を受け、学習期間内に3回の添削を受けて問題なく学べていると審査されれば、講座は修了です。学習期間は4か月が目安。最長で8か月までです。
講座を修了すると、「UCCドリップマスター」の称号が与えられます。さらに、コーヒーアカデミーのスクールの「プロフェッショナルコース」の受講資格も得られるので、スキルアップを目指すことも可能です。
受講料は、6万9000円。ユーキャンのWebサイトから申し込みが可能です。
J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター2級・1級の特徴
資格名 | コーヒーインストラクター2級・1級 |
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運営協会・団体 | 全日本コーヒー検定委員会 |
学習期間 | 特になし |
試験・学習範囲 | 2級 コーヒーの対面販売従事者に求められる基礎的な知識・鑑定技術 1級 コーヒー製造業者に求められる高度な知識・鑑定技術 |
講座受講費用 | 2級 25,000円 1級 40,000円 |
受験費用 | 2級 5,000円(合格時の認定登録料 5,000円) 1級 10,000円(合格時の認定登録料 5,000円) |
受験資格 | 2級 特になし 1級 コーヒーインストラクター2級合格者 |
受験場所 | 東京会場・京阪神会場・東北会場・中部会場・西日本会場など |
教材 | 教本(4,000円) |
材料・道具・機器 | 不明 |
J.C.Q.A(全日本コーヒー商工組合連合会)が主催する、コーヒーの資格です。もともとは、コーヒー業界で働くプロ専用の資格でした。しかし2006年からは、一般消費者でも取得できるようになりました。
コーヒーの正しい知識を広め、技術を向上させる人材育成が目的の資格。消費者から評価される、良質なコーヒーの提供を目指して設立されました。
2級と1級は、国内主要都市で開催される講習会を受講し、試験に合格すれば取得できます。試験の日程や会場は時期によって異なるので、J.C.Q.AのWebサイトで確認しましょう。
2級と1級の違いは、1級の方がより専門的であることです。J.C.Q.A認定コーヒーインストラクターには、初心者向けの3級がありますが、2級はそのワンランク上の資格。コーヒーを趣味で楽しむだけでは物足りない。職業して本格的に勉強したいという方向けの資格です。
講習を受けて試験に合格すれば、コーヒーの接客業に求められる基礎的な知識と、鑑定技術を修得したことが認定され、「J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター2級」の資格が授与されます。
2級の資格取得には、特に条件はありません。講習会を受講し、試験を受けて70%以上正解すれば合格です。
1級は、2級よりもさらにレベルアップした、より本格的な資格です。コーヒー製造業者向けの資格となっており、専門家として必要な知識と鑑定技術を持つことを認定する資格です。
資格試験が受けられるのは、2級の資格を取得していることと、1級の講習を受講していることです。
本格的な知識と技能が求められるので、難易度が高いのが特徴です。2級の合格率は94%と、受験者のほとんどが合格しています。しかし1級の合格率は、わずか27%。審査の厳しさがわかります。
料金は、2級の講習会受講料が2万2000円。検定受験料が5000円。合格後の認定登録料が5000円。1級は、講習会受講料が3万7000円。検定受験料が1万円。合格後の認定登録料が5000円です。このほか、テキスト「コーヒー検定教本」の料金が、4000円となっています。
JBAバリスタライセンスレベル1・2・3の特徴
資格名 | JBA Barista Level 1・2・3 |
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運営協会・団体 | 一般社団法人 日本バリスタ協会 |
学習期間 | 計2日間 |
試験・学習範囲 | レベル1 筆記・実技 レベル2 筆記・テイスティング・実技 レベル3 筆記・テイスティング・実技・論文 |
講座受講費用 | レベル1 40,700円 レベル2 55,000円 レベル3 66,000円 |
受験費用 | レベル1 16,500円 レベル2 25,000円 レベル3 27,500円 |
受験資格 | レベル1:JBA認定校レベル1スクールの有効な修了証を所持し、バリスタとして従事しているか、コーヒー関連企業に就業している方。または、JBA認定校が別途開講するJBA認定のカリキュラムの必要課程修了後1年未満の方。 レベル2:受験日時点で、JBAバリスタレベル1の有効なライセンス、およびJBA認定校レベル2スクールの有効な修了証を持つ方。且つバリスタとして従事しているかコーヒー関連企業に就業している方。 レベル3:受験日時点で、JBAバリスタレベル2の有効なライセンス、およびJBA認定校レベル3スクールの有効な修了証を持つ方。且つバリスタとして従事しているかコーヒー関連企業に就業している方。 |
受験場所 | 不明 |
教材 | 不明 |
材料・道具・機器 | 不明 |
JBAバリスタライセンスは、JBA(日本バリスタ協会)が認定する、プロのバリスタのための資格です。
ライセンスは、1・2・3の3段階に分かれており、最も初歩レベルが1です。1のライセンスを取得後、2へ。2のライセンスを取得後3へと、段階を踏みながら、スキルアップできるように工夫されています。
レベル1では、コーヒーの基礎知識、エスプレッソの知識、カプチーノの知識などを学びます。
レベル2では、コーヒーに使用する水や牛乳について、エスプレッソおよびカプチーノの高度な理論や技術、テイスティング技術などを学びます。
レベル3では、エスプレッソマシーンについての高度な知識、世界のカフェ市場の動向、接客、テイスティングの上級技術、専門的なカフェの製造技術などを学びます。
ライセンスの受験資格は、次の3つのうち、いずれかの条件を満たしていること。
1つ目は、受験時点で、バリスタとして働いている人(アルバイトでも可)。2つ目は、受験時点で、コーヒー関連企業に就業している人。3つ目は、受験1年以内に、JBA認定校が実施するカリキュラムの必要課程を修めた人。
基本的にはバリスタなどコーヒー業界で働く人を対象とした、プロのための資格です。
まず、JBA認定校でのスクール受講(1~2日)を修了し、その後にライセンス試験を受験します。合格するとライセンスが発行されます。
料金は、レベル1の受講料が4万700円、受験費用が1万6500円、ライセンス登録費用が1万6500円です。
レベル2は受講料が5万5000円、受験費用が2万2000円、ライセンス登録費用が1万6500円となっています。
レベル3は受講料が6万6000円、受験費用が2万7500円、ライセンス登録費用が1万6500円です。
本物のバリスタの証ともいえる、JBAバリスタライセンス。「カフェでバリスタとしてお客様に喜んでもらいたい!」そんな願いをかなえてくれる、実践的かつ専門的な資格です。
SCAJ認定コーヒーマイスターの特徴
資格名 | コーヒーマイスター |
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運営協会・団体 | 一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会 |
学習期間 | 最短5か月 |
試験・学習範囲 | コーヒーの知識と基本技術 |
講座受講費用 | 39,420円(最短コース) |
受験費用 | 不明 |
受験資格 | 特になし |
受験場所 | 自宅 |
教材 | テキスト |
材料・道具・機器 | 不明 |
コーヒーマイスターは、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)が主催する民間資格です。コーヒーマイスターであることを認定する資格となりますが、コーヒーマイスターとはどのような意味なのでしょうか。
SCAJでは、コーヒーの専門的な知識と、基本技術の習得を通じて、お客様へより良いサービスを提供できる人材を「コーヒーマイスター」と定義しています。言い換えれば、お客様に、より楽しく、よりおいしいコーヒーを味わっていただくための知識と技術を有するプロということです。
カフェや喫茶店などで働く方にとって、役に立つ実践的な資格です。現在、「コーヒーマイスター」の認定者は、全国で約5700名。多くのマイスターが、活躍しています。
コーヒー豆やコーヒーメニューの販売において、プロであれば知っておくべきことを、専門的に学べるのが特徴です。特に、SCAJ認定の専門分野である「スペシャリティコーヒー」について、深い知識が得られます。コーヒー豆の産地や栽培方法から、お客様の口元へと届けるコーヒーカップの選定まで、奥の深いコーヒーの世界を探求できるでしょう。
資格を取得するためには、SCAJの会員になる必要があります。その後、「コーヒーマイスター養成講座」を修了し、実技講習会を受講すれば、認定試験を受けることができます。そして試験に合格すれば、コーヒーマイスターとて認定されます。
コーヒーマイスター養成講座は、テキストを使って自宅で学ぶことができます。実技講習会は随時開催されており、開催日時や会場などの情報は、SCAJのホームページやメールマガジンで公開されています。受講期間は、最短で5か月。最短コースの費用は3万9,420円です。
【上級者向け】コーヒーのおすすめ資格
コーヒー業界で長く働いている方や、もっとコーヒーを極めたい方におすすめの「上級者向け」資格には、次のようなものがあります。
J.C.Q.A認定コーヒー鑑定士の特徴
資格名 | コーヒー鑑定士 |
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運営協会・団体 | 全日本コーヒー検定委員会 |
学習期間 | 計3日間 |
試験・学習範囲 | 商品設計・生豆鑑定・品質管理 |
講座受講費用 | 1教科 40,000円 |
受験費用 | 1教科 10,000円 |
受験資格 | コーヒーインストラクター1級合格者 |
受験場所 | 東京・神戸など |
教材 | 教本 |
材料・道具・機器 | 不明 |
J.C.Q.A(全日本コーヒー商工組合連合会)が認定する資格です。高度な専門性が求められる、業界ではとても信頼度の高い資格です。また、【中級者向け】のおすすめ資格で紹介した「J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター1級」の、さらに上位の資格でもあります。
特徴的なのは、コーヒー豆の販売に関する資格であること。コーヒー豆の仕入れ、製造加工、品質管理などの専門的な知識を有する「コーヒー鑑定士」を認定することを目的に成立されました。
バリスタなど、おいしいコーヒーを淹れるなど、カフェ向きの資格ではありません。むしろ、カフェなどに豆を販売する人のための資格です。飲食店や一般消費者のニーズに合わせた、高品質な豆を提供できる人材の育成が目的です。
豆の品種から栽培、収穫、精選、選別といった過程を経て、コーヒー豆はどのように製品となっていくのか。製品となった後は、どのように品質管理を行うべきなのかなど、コーヒー豆を扱う上で欠かせない、知識が求められます。
試験は、「商品設計マスター」「生豆鑑定マスター」「品質管理マスター」の3教科に分かれています。
商品設計では、品質や価格、製造条件などを考えた上で、市場ニーズに対応した商品設計を行う知識と技能。生豆鑑定では、生豆の知識と鑑定技術に優れ、品質の格付けや適切な原料価格、安定性などを目利きする能力。品質管理では、環境や設備に合わせた品質管理の知識が求められます。合格ラインは、それぞれの教科で80点以上を獲得することです。
専門性の高い資格であるため、受講・受験条件は、J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター1級資格の取得者となっています。その上で、3教科全てマスター認定となった人を、J.C.Q.A.コーヒー鑑定士に認定します。
3教科全てに合格した、「J.C.Q.A.コーヒー鑑定士」は2015年12月時点で、わずか19名のみ。一部の教科に合格した、商品設計マスターは44名、生豆鑑定マスターは53名、品質管理マスターは31名となっています。狭き門であることがわかります。
JBAインストラクターライセンスの特徴
資格名 | JBAインストラクターライセンス |
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運営協会・団体 | 一般社団法人 日本バリスタ協会 |
学習期間 | 4日間 |
試験・学習範囲 | 筆記・テイスティング・実技・模擬講習・面接・実地試験 |
講座受講費用 | 220,000円 |
受験費用 | 27,500円 |
受験資格 | JBAインストラクターライセンスのエントリー試験の有効な合格証、またはJBAバリスタライセンスのレベル3の有効なライセンスを持つ方 |
受験場所 | 不明 |
教材 | 不明 |
材料・道具・機器 | 不明 |
JBAインストラクターライセンスは、JBA認定校の講師となるための資格です。
コーヒーやバリスタに関する深い知識・技能だけでなく、指導者としての人格やコミュニケーション能力、自己研鑽を続ける向学心、バリスタの地位向上、エスプレッソコーヒーの普及活動など、幅広いスキルが求められます。
JBAインストラクターライセンスは、次のような流れで取得を目指します。まず、資格試験を受験する能力を確かめるための、「エントリー試験」を受験し、合格する必要があります。ただし、JBAバリスタレベル3のライセンスを持っていれば、エントリー試験は免除されます。
次に、JBAのスクールで必須課程の講習を受講します。受講期間は4日間ですが、別日程で実地研修も行われます。
講習では、JBAバリスタライセンス(レベル1~3)の受講内容のおさらい、スクールでの教え方、テイスティング、カフェの抽出技術や指導方法などを学びます。
上記の条件を満たして、初めて受験資格が得られるのです。
本試験となる「JBAインストラクターライセンス」の試験内容では、筆記・テイスティング・実技に加え、面接が行われます。
費用は、受講料が22万円、受験料が2万7500円、ライセンス登録料が1万6500円です。受験に関する日程などの詳細は、JBAのWebサイトで確認できます。
オーストラリア留学センター バリスタ資格取得コースの特徴
資格名 | バリスタ |
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運営協会・団体 | オーストラリア留学センター |
学習期間 | 4~6週間 |
試験・学習範囲 | 不明 |
講座受講費用 | 不明 |
受験費用 | 入学金 100~250 授業料 1,600~1,850AUD 教材費 80~250AUD |
受験資格 | 不明 |
受験場所 | オーストラリア |
教材 | 不明 |
材料・道具・機器 | 不明 |
バリスタといえばイタリアですが、実はオーストラリアも世界有数のカフェ文化が栄える国として知られています。コーヒー文化が国民に根ざしており、街中のあちこちに、カフェがみられます。
日本ではアメリカの影響が強いため、シアトル式のコーヒーを扱うカフェも多数。これに比べてオーストラリアは、イタリアの影響が強く、イタリア式のコーヒーを扱うカフェが多いのです。
オーストラリア留学センターのバリスタ資格取得コースは、観光地としても人気のオーストラリアで、バリスタの知識や技術が学べる留学コース。オーストラリアのスクールでバリスタコースを修了すると、受講証明書の「Barista Certificate」が発行されます。
こちらは政府公認のものと学校が発行するものがありますが、どちらも飲食店でバリスタとして働く際に、知識と技術を証明する書類です。ただ、数時間の授業で証明書が取得できる学校もあり、授業そのものの難易度はそれほど高くありません。このため、証明書としての威力も、強力とは言いがたいのが現状です。しかし、英語力や留学費用、留学期間の生活費など、実行へのハードルが高めといえます。
日本を離れ、海外のカフェ文化を実地で学ぶ貴重な経験が得られるのが魅力。見聞を広め、海外のカフェについて知りたい方に、おすすめのコースです。
授業は、コーヒーやエスプレッソマシーンなど、基礎的な知識を学ぶところからスタートします。下地ができたところで、コーヒーを淹れる実践的な授業へと移ります。スチーマーを使ってミルクを作る方法、各種コーヒーの淹れ方などの実技を学んでいきます。
費用の目安は、入学金がAUD100~250、授業料がAUD1600~1850、教材費がAUD80~250。その他、旅費や生活費、各種手続き費用などが別途必要です。
オーストラリア国内で、Barista Certificate を取得できる学校はたくさんあります。シドニーではSELC Sydneyや、SBTA&SELA。メルボルンではImpact english college MelbourneやINUS。ブリスベンならImpact English collegeや、Browns English Language School Brisbane。ゴールドコーストでは、Browns English Language School Gold Coastなどがあります。
留学なので手続きは早めに行いましょう。目安は6か月前から。まずはエージェントに相談するなどして情報を集めます。じっくり情報を集めて学校を決めたら、申し込みましょう。渡航1か月前にはビザの申請や航空券・海外保険の手配などを終えておきましょう。その後、渡航し、スクールに通うことになります。
まずは、オーストラリア留学センターのカウンセリングや説明会で、詳しい情報を入手しましょう。